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学芸員の投稿
Update: 2013年11月25日
奥河内フェスティバル2013
 都会のほどちかく、緑ふかく自然を満期できる「奥河内」、アウトドアなエッセンスをさらにプラス、「楽しい」に出会える祭典が、今はじまる-のフレーズで「奥河内フェスティバル2013」が、11月16日・23日・24日に主会場を河内長野市立市民交流センター、河内長野市滝畑として、天候に恵まれ小春日和のなかで開催されました。
 16日は「クリーンアップ・キャンペーン」が滝畑ダム湖、23日は「アウトドア用品、地元産品の販売等」、「奥河内ワークショップ」が市民交流センターで、「奥河内マーケット」が長野商店街、24日は「滝畑ダム湖でのカヤック体験会」、里山保全活動「アドブトフォレスト」活動地の見学が滝畑ダム湖畔の里山で行われました。
 今回は市民交流センターで行われた「アウトドア用品、地元産品の販売等」、「奥河内ワークショップ」を取材しました。「アウトドア用品、地元産品の販売等」は身近な企業の環境への取り組み紹介、河内長野市や他の市町村の観光情報、河内長野市のさまざまな取り組み紹介、特産品の販売を行っていました。「奥河内ワークショップ」は次の4テーマで府市の関連部署から講師を招いで行われました。①「野外活動における応急手当」-消防署への通報にスマホのGPSアプリや防火杭・鉄塔等の標識プレートの場所記号を使った現在位置情報による通報、怪我や虫・小動物被害の対処法、負傷者の搬出法。②「ダイヤモンドレールの魅力」-ドンズル峰・二上山雄岳・雌岳・大和葛城山・金剛山・岩湧山・槙尾山までの魅力やトイレの整備など。③「ダイトレ周辺の山々と文化財修復」-4つの国指定文化財の森の紹介と資材の採取~文化財の修復。④「ダイヤモンドレールと修験の道」-ダイトレは古来よりある葛城28宿の修験行場を巡る道に設定したもので、経塚や建物などの多くの遺跡を巡ることができる(画像はアウトドア用品、地元産品販売等の模様)。
Written by 岩湧太郎
学芸員の投稿
Update: 2013年11月25日
紅葉が見頃となっています。
11月も終盤を迎え、各地の紅葉も見頃を迎えてきました。
銀杏の葉はまだこれからという所もあるようですが、桜の紅葉が先にピークを迎えていて、美しい風景を作っています。

日本の和の風景と紅葉の組み合わせは、見事だなぁと毎年感じますね。
特に寺社やお城などは春の桜と同様に特に輝いて見えてしまいます。

写真は大阪城天守閣から北側のお堀を向いて撮影したものです。かつての戦国時代も夢の跡という感じで、現在は平和で穏やかな風景が広がっています。
来年は豊臣家が滅亡した「大坂冬の陣」から400年の節目を迎えるこの大阪城ですが、今はすっかり大阪繁栄の象徴として、また市民公園として多くの人が来訪されていますね。
こちらの銀杏やカエデの紅葉は12月初めまで見頃が続き、落ち葉とともにとても美しいので、是非訪れてみることをお奨めします。
Written by はんたろう
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Update: 2013年11月25日
ぐるっとまちじゅう博物館2013 「河合寺」の当番2日目
22日は快晴で定刻に河合寺に到着しました。すでに奥様が清掃を行っておられました。ガイドは5名で、客殿2名と受付3名に分かれました。
この日は、明忍寺の副住職が書かれた、写真のような色紙が飾れていました。「念ずれば花開く 八字十音の真言を、流布させたまえ、風の如くに、花の如くに」と書かれていて、奥様の話では、坂村真民著「念ずれば花ひらく」より、取られたそうです。「八字十音」とは、「念ずれば花ひらく」を、坂村真民が八字十音の真言と言っているそうです。タンポポの花を飛ばして、多くの方に年誦していただき、タンポポの花言葉のように、シアワセの花を咲かせてもらいたいとの思いがあるそうです。後の花は、庭の山茶花を活けられたそうです。
午前中は、交代で長野市役所の幹部の方が訪ねられ、「ふるさと歴史学習館」より5名の方が、初めての公開で見学されていました。
その後、ハイキングを楽しまれていた8名の団体に、見学をお願いして、休息してもらいました。
見学に来られる方は、市内より遠方の方で、調査して来られるので、仏像の展示がないのを残念がっておられました。
時間があったので、11時ごろ一人で長野公園の山頂まで登り、付近の探検を行いました。20分ほどかけて、坂道を登ったので、少し汗をかきました。遠くは、大阪方面が見られました。
客殿の前のキンカンのような木は、奥様より「橘」だと訂正されました。お客様も珍しそうに見て帰られました。
今回の「ぐるっとまちじゅう博物館2013」では、ボランティアとして参加して、色んな方との出会いがあり、楽しい時間が持てました。
タイの学生さんとも交流ができました。
Written by マロンさん
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Update: 2013年11月25日
神農祭
 11月に神農さんの祭礼があると、大阪人はいよいよ師走が近づいてきたことを実感します。そんなナニワの神農さんで親しまれている大阪の薬のまち道修町にある少彦名神社では、毎年11月22日・23日に神農祭が行われます。今年は天候に恵まれて、暖かく小春日和の日におこなわれました。薬に関わりのある諸業界の人たちをはじめとして、多くの参拝者で賑わいました。神虎を飾った笹を持った人たちが沿道に並ぶ沢山の露店に寄り、一層の祭気分を味わっていました。大阪の年中行事の一つとして毎年約5万人もの参拝者で賑わいます。
 宮司ご一家と親交のある知人が招待を受けた際に当学芸員が同行して、拝殿に昇殿し巫女の神楽舞を目の前で拝見、神前で拝礼をしてきました。
 昔からナニワの1年の祭は正月のえびす祭ではじまり、当社の神農祭で終わるため、「とめの祭」ともいわれ、広く世間の人々の健康を祈願されるとともに薬業界繁盛の守護神として崇敬されています。
 安永9年(1780)に京都五條天神宮から日本の薬祖神である少彦名命の分霊を勧請し、以前から祀っていた、中国古代の医薬を司る神農氏とともに合わせて祀ったのがはじまりとされています。シンボルの張り子の虎は、文政5年(1822)に大坂でコレラが流行したとき、道修町の薬種仲間が疫病除薬として「虎頭殺鬼雄黄圓」という丸薬をつくり、神前で祈祷をして施薬しました。この時に病除祈願のお守りとして、合わせて施与したのが「張り子の虎」です。その効能が顕著であったため、以来「張り子の虎」が当社のお守りとして世に知られるようになりました(画像は拝殿から眺めた参拝の様子です)。
Written by 岩湧太郎
学芸員の投稿
Update: 2013年11月25日
ぐるっとまちじゅう博物館2013 「河合寺」の当番1日目
21日、「ぐるっとまちじゅう博物館2013」が始まりました。9時30分に到着したら、市役所の大江さんが準備されていました。明忍寺の奥様も早くから公開に対して準備されていました。
市から、この日の展示内容の説明がありました。「現在は無住のお寺で、明忍寺さんが管理されています。セキュリティの関係で、今回は仏像の拝観はできません。客殿と庭園をみてほしい」とのことでした。
客殿から続いている庫裏は、今回は立ち入りが禁止されています。昭和25年に改修された客殿は、当時尼さんがお住まいだったため、朱塗りの襖が設えてあり、しっくりした造りです。天井は格子を組んでおり(格天井(ごうてんじょう))、控えの間は普通の天井でしたが、年輪をうまく利用されていて、見栄えのする造りです。
最初の客さんは、関東地方から来られた男性で、事前に勉強されていて、資料を見ながら質問されました。仏像の多くが美術館などに預けられていることを残念に思われて、観心寺から延命寺へ向かわれました。
その後は、藤井寺のご夫婦など、市外の方が多く参加されていました。4年ぶりの公開で、待たれてた人が多かったようです。
天井と通路のシャンデリアは珍しいものでした。床の間には弘法大師の御影が掛けられていました。
市役所の島津・小池さんが「にぎわいウォーク」の皆さんを案内して来られて、室内を案内されているのを聞かせてもらいました。
金剛寺の御影を模写したもので、三鈷杵の持ち方が捻っているようだと質問が出ましたが、これが普通だと話されていました。
他にはお釈迦様の涅槃図が置かれていて、賑わいを見せていました。
西川さんと斎藤さんが本日は参加されていて、阪南大学国際観光学部のユーさんも参加されていました。彼女はタイからの留学生で、2年間日本語を学んで、阪南大学の4回生だそうで、日本語はよく分かり、熱心に務められていました。
Written by マロンさん