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Update: 2015年2月9日
河内長野市・下里の「九頭神(くずしん)」伝説
弘法大師が槙尾山施福寺へ行く途中、下里谷の茅原に来ると急に黒雲がたちこめ雷鳴と共に沢から頭が九つの大蛇が現れ、口火を吐き襲ってきた。大師が衣の袖で振り払い念仏を唱えると、白と黒の二匹の犬を伴った狩人が現れて退治した。大師は名を尋ねると「一字金輪の化身、丹生大明神」と告げて消えた。大師は土を盛り九頭神山と名付け南無阿弥陀仏と念仏を唱えた。因って地名は南無阿弥陀仏(なはいだ)となり九頭神の森=写真=に祠が残る。
Written by 岩湧太郎
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