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学芸員の投稿
Update: 2015年2月9日
修理を終えた天野山金剛寺の多宝塔
河内長野市天野町にある真言宗御室派大本山・天野山金剛寺では、平成21年11月から平成の大修理をしている。金堂と多宝塔、鐘楼などが対象で、このほど重要文化財指定の多宝塔の修理が終わった。多宝塔は平安時代末期の建立とされ、元禄に徳川綱吉が行って以来の修理であり、柿葺きの屋根や漆喰塗の亀腹は真新しくなり、垂木などの木部、相輪などの金属部も塗装をし直された。廻縁の擬宝珠の覆鉢に豊臣秀頼の銘があるのに注目。
Written by 岩湧太郎
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