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学芸員の投稿
Update: 2014年06月03日
狭山藩陣屋跡発掘調査成果と河内長野の資料展
「狭山藩陣屋跡発掘調査成果と河内長野」の資料展「狭山藩と河内長野」の企画展が、くろまろ館で5月21日~7月13日まで行われています。案内書では、「江戸時代の大阪狭山市には、北条氏という大名が陣屋を構えていました。陣屋は、藩主の住む御殿や様々な役所、家老など上級家臣たちが暮らす『上屋敷』と、下級武士が住む家々が立ち並ぶ「下屋敷」に別れていました。現在もかつて『上屋敷』のあった、大阪狭山市狭山3丁目、4丁目付近には、当時の町割りが良く残されています。又、『上屋敷』の中央を南北に走る大手筋は、今も府道河内長野美原線として、市内のメイン通りとなっています。平成10年から断続的に発掘されて来た、府道の発掘調査が、昨年度で終局を迎えたので、その調査状況を紹介されています。家老の舟越邸の屋敷地の調査が明らかになっています。」とありました。
河内長野市は狭山藩の所領の中で、多くを領地としていて、滝畑の井谷長左衛門に対して、船越外記が、村支配を命じた天和3年(1683年)の平井谷家文書が展示されています。「川上り四ヶ村」と呼ばれていた、石見川村・小深村・太井村・鳩原村の4村と小塩村・滝畑村の6ヶ村を、代官として支配する事を命じたものです。当時狭山藩では舟越氏が鳩原村、井出氏が小塩村を知行地として下されていましたが、狭山藩が代官を置き支配する事が書かれていました。
展示品の解説の詳細についての講演会が「くろまろ館」で開催されます。定員が40名ですので早目に申し込んで下さい。6月21日の13時30分から16時まで「狭山藩陣屋跡の発掘調査成果」が大阪府教育委員会の小林義孝さん、「文献資料から見る狭山藩と河内長野」が、河内長野市立図書館鎌田和栄さんによる、講演会が行われます。申し込みは0721-64-1560です。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2014年06月03日
本場ドイツビールの祭典・オオサカオクトーバーフェスト2014
 オオサカオクトーバーフェスト2014が、大阪市天王寺公園で5月16日(金)から6月1日(日)にわたり開催されました=写真上左=。今回で4回目となり、前回までは秋に開催されていました。収穫祭・大阪オクトーバーフェスト実行委員会(大阪市、大阪商工会議所、大阪観光局ほか)が主催し、店舗数は8店舗、ビールの種類は40種類以上あるそうです。
 大麦麦芽と小麦麦芽で醸造された白濁した淡い色の上面発酵ビールのヴァイツェン、黒ビールのドゥンケル、軟水で醸造されきめ細かな泡でホップの苦味とシャープな喉ごしのピルス、ビールをベースにしたカクテルのビアカクテル、フルーツビールなど、様々なタイプのビールを異なるグラスで味わえる。またバイエルン王家や修道院、有名ブルワリーなどの醸造所で醸造されたビールが楽しめます。同じタイプのビールでも醸造所によりコクや泡のきめ細かさ、喉ごしなどが異なり、また違った楽しみ方ができます。ビール党にとっては堪えられない催しとなっています。
 取材した28日は、平日の昼間にもかかわらず大勢の若い男女が本場ドイツのビールを楽しんでいました=写真下=。また天気が良く気温もぐんぐん上がったこともあり、幾杯ものグラスを傾ける人が続出。ビールばかりでなくソーセージやジャーマンポテト、ピネガー漬けなどの本場のドイツ郷土料理も楽しめます。
 ステージでは、ドイツから招待した本場の楽団による生演奏で、大きな声で歌って踊ってドイツ文化を堪能できます=写真上右=。中でも、乾杯の歌アイン・プロージットを、老若男女が一緒に大きな声で歌って踊って乾杯して盛り上がります。
 オクトーバーフェストは、1810年以来毎年秋にドイツミュンヘン市のテレージエンヴィーゼで開催される収穫祭。世界中から毎年600万人以上の人が会場を訪れる世界最大のビールイベントと云われています。
Written by 岩湧太郎
学芸員の投稿
Update: 2014年06月03日
狭山池博物館の一日(5月25日)
朝一番に入場されたのは、韓国からの大学生で、建築科選択の人でした。5日間大阪に滞在して、安藤建築の神髄を極めると話されたので、音声ガイドをお勧めして、博物館内を見て頂きました。丁度太陽が真上に上がって、窓からの光が幻想的な曲線を写していました。その後、和泉市からの父親と娘さんで、初めての見学で、興味深くガイドを聞いて頂けました。河内長野からのご夫婦は、自転車で走って来られて、見学をして頂けました。解説は初めてで、案内板を読んでも解らなかったが、今回は理解が出来たと言われました。紙芝居に興味を示されて、良く理解が出来たと話して頂けました。午後に入ってもお客さんの入りが好調で、美原町からの二家族と子供さんでしたが、初めての訪問で、紙芝居が見られると、子供さんが興味を示してくれれました。その後、和泉古代文化研究会の皆さん7名は「黎明期の考古学を知る本」の特別展を見に来られ、場所を尋ねられたので、ご案内方々、紙芝居の実演を話したら、快く受けて頂いたので、椅子席で演じてみました。このグループは若い時から、同好会で開催していて、40年近く続いているそうです。本日の最後は、台湾からの揚さんで、27歳のプログラマーで台中の出身で、大阪の会社に3か月間の間、派遣されて仕事されていました。学芸員の浜地さんと先日の台湾訪問があり,別室で話に花が咲き、前回の台湾訪問の時の、購入した書籍や写真を見て貰い、紙に字を書いての交流ができました。楊さんのお爺さんは琉球時代にビジネスマンとして、台湾を訪問されて家族が出来たそうです。その後、3時15分となり勤務が終わったので、食事に誘いました。王将が空いて居たので交流を図りました。王将のお皿の文字が「萬壽無彊(ばんじゅむきょう)」と書かれていて「長寿を祝い不老長寿を願う」の意味だと教えて貰いました。
Written by マロンさん