みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2014年06月20日
狭山池博物館の一日(6月13日)
6月18日は豊川土地改良区の皆さん81名が、10時半に見学を予定されていたが、69名に変更されバス2台で10時からと早くなった。ガイドは西川・中村さんの3名で、対応する事になった。京都に宿泊されていて、道中が込んでいるとの情報で、15分位遅れるとの事でした。皆さん水利関係の方で、説明は良く理解されていた。豊川地区には二本の川があり、高い方の川に、低い方から水を送るようになっているとの話で、興味がありお聞きしたら、水門で仕切っていて、水位を上昇させて、送るような構造のようでした。昔の人は頭が良かったという話でした。敷葉工法や高野槇の木の加工など、感心して頂いて良かったと感じました。午後は、谷上さんとさやか会の皆さんが、大阪狭山市の中世の城跡の研修をされ、大阪狭山市立資料館へ研修に来られていた。資料室では「模型池尻城跡の発掘調査」のジオラマを見学されて、解説をされていたので、写真を撮らせて貰いました。このグループは大阪狭山市内のお城のコースを作る為に、調査をされています。大阪狭山市には中世の、池尻城・半田城・野田城址がありました。私は東京からの、同年輩の男性のガイドを引き受けました。昨日東京から京都に着かれて、なにわの宮などを見学されて、近つ飛鳥博物館から、狭山池博物館へ見学に来られたそうです。昔から狭山池博物館に興味を持たれていて、念願がかなったと話されていました。「狭山池の底の石棺」の紙芝居は、内容が面白く良く出来ていると、お褒めの言葉を頂きました。平成26年度池守田中家文書特別公開「近世狭山池の西除と東除」というイベントの準備が行われていました。6月14日~7月13日まで入場料は無料です。『池守田中家文書』は、江戸時代狭山池の治水灌漑システムやその技術を伝える貴重な史料です。今回は洪水時に水が堤から溢れる事を防ぐ、治水施設の余(よげ)を取り上げています。
Written by マロンさん