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学芸員の投稿
Update: 2013年12月25日
弘法大師伝授の「柚みそ」を授かる盛松寺の終い大師
 河内長野市の楠町にある、弘法大師にゆかりのある與通(よつ)のお大師さんで親しまれている仏日山 盛松寺では、12月21日が弘法大師の月命日にあたり、締めくくりの年の瀬に縁日「終い大師」が毎年開かれ、大勢の参拝者で賑わいます。寒い中のお詣りの人々に甘酒がふるまわれ、心身ともに暖まります。
 当山では、弘法大師伝授の「柚みそ」づくりが受け継がれています。この「柚みそ」は、唐に留学した弘法大師が帰国した後に槙尾山施福寺へ行く途中、附近に立ち寄られ疫病に苦しむ村人のために伝えたとされています。寺建立の享保7年(1722年)以来、信徒や檀家らの手で毎年12月19日につくられ続けています。そして本尊、弘法大師像に供物としてお供えするならわしがあります。このことから以前は、柚みそ供養と言われていました。「柚みそ」は、冬至の日に食べると万病に効くと言われており、21日の「終い大師」の日にお供物として参拝者に配られます。この「柚みそ」は檀家や信徒らの手で、お供物して19日に丹念につくられたものです。
 柚の木の棘は悪魔・悪霊・病魔を追い払うといわれていることから、柚と深い関わりのある当山は「厄除け柚みそ大師」とも言われています。(画像は、本堂で柚みそを授かる参拝者)
Written by 岩湧太郎
学芸員の投稿
Update: 2013年12月25日
狭山池博物館クリスマス・ライブ2013
12月22日(日)、今年最後のボランティア活動に狭山池博物館へ出かけました。この日は、午後1時~4時までクリスマス・ライブが行われる予定になっていました。
朝は、堺市から「夜具(型染藍の技と美)展」を見学に来られたご夫婦を一番に案内しました。初めての訪問でしたが、黒姫山古墳の近くで生まれられたので、水利のことはよくご存知でした。
その後、中国からのカップルが来られて、安藤ファンだと話されました。写真ポイントを案内して別れたところに、神戸からの女性7名のグループが、天野街道を散策されるので30分の案内を希望されました。
あっという間に午前中が終了して、午後の部に入りました。Sayapalさんが準備されたフレッシュコンサートには、11団体が参加されて、音楽の演奏会とクリスマスパーティが行われ、130席の会議室が満席となっていました。
Sayapalという団体は、2010年に大阪狭山市に住む音楽や写真・絵画などのアマチュア愛好家が集まり、旗揚げされた民間の文化交流団体です。博物館のボランティアさんが作ってくれた風車と蝶々の飾りを小さな子どもたちに手渡していたら、子ども連れの女性から声をかけられ、辻本さんの友だちで、Facebookの友だちの芋縄なつきさんだと知りました。初めての出会いに、親切に対応していただけました。芋縄さんは「ナーナーズ」という三線・ウクレレ・ギター・カホンを使って、沖縄民謡を演奏される家族とお友だちのグループです。芋縄さんが三線を演奏されて、小さな娘さんがカホンという打楽器を見事に演奏され、堂々とした演奏に驚かされました。
最後には出演者全員で「風になりたい」「あわてん坊のサンタクロース」「赤鼻のトナカイ」「サンタが街にやってきた」などを合唱して、飛び込みのプレゼントの提供などのイベントが行われました。
Written by マロンさん