みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2014年04月09日
日野の半夏生餅
4月9日に行われる「さくらの会」の、バスツアーの会場確認に行きました。帰りにタラヨウの葉を20枚位採取して、日野の久保健商店(0721-62-2766)へ向かいました。今回のバスツアーは、滝畑班の松本さんが担当して、参加の皆さんに地元の「半夏生餅」を、食べて頂きたいとの考えで、注文を兼ねて打ち合わせに、渡邊拠点長と出かけました。久保健商店のおかみさんにお話を聞きました。『滝畑や日野の伝統食で、「半夏生(はげしょう)」とは、滝畑では夏至から数えて11日目の、7月2日頃から、七夕頃までの5日間を指して言います。昔の農家にとっては、田植えの目安と言われ、夏至が済んでから、半夏生までに田植えを終わらせるのが、好ましいと言われてます。この頃に田植えが無事に終わった農家では、感謝を込めて糯米(もち米)と小麦で、こしらえた餅を食べたそうです。』と歴史を話して貰いました。この餅は、シコシコとした食感が特徴で、歯切れよく、硬く成りにくい性質で、黄粉をまぶして食べるので、栄養価の高い物です。久保健商店では、奥様の手作りで、4/1~10/1までの期間で、生産されています。1日の生産量は400g/箱で15パック位だそうです。小麦は奈良で特別にひいて貰い、黄粉も特別製の物だそうです。最近では滝畑でも高齢化が進んでいて、子供さんたちが、孫を連れて里帰りした時のお土産に、注文が出ているそうです。本日はイベントに使用した物を、短冊形に切って、冷凍した物を油で揚げて、砂糖醤油と黄粉で二種類作って、試食させて頂きました。砂糖醤油の物は甘辛く香ばしい物で、黄粉の物は黄粉の芳しい香の良い、さっぱりした味でした。揚げなくても電子レンジで、チンしても良いそうです。イベントの時に、トルコ人の方が来られて、揚げて黄粉にまぶした物は、トルコでも売れそうだと話されたそうです。先人の残した「知恵の餅」と言われる物です。
Written by マロンさん
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Update: 2014年04月09日
狭山池博物館の一日(4月4日)
本日予定外に狭山池博物館へ出かけた。朝から曇っていたのが、狭山市駅に着いた時から小雨となっていました。既に泉北からの老齢の男性が待っておられた。ガイドの声を掛けたら「お願いします」との話で、早速案内した。何回か寄せて貰っても、歴史的な背景が理解できなかったが、今回クリアーしたと言って頂けた。その後「登美ヶ丘の婦人会の方(13名)が来られた。」と、受付から連絡で行って見たら、自由見学中で時間が無いと、ガイドは辞退された。少しお客さんが途切れていた所に、台湾からの姉妹とそのフィアンセが来られた。日本語が解らないとの事で、音声ガイドを推薦して、案内して一緒に回った。感じの良い人たちであり、台北からの、建築家とデザイナーとエンジニアの人達でした。博物館の喫茶店で、3月に娘さんと台湾に行かれた浜地さんを交えて、携帯電話で漢字を書いたりして、台湾の話が出来ました。皆さんは7日間の旅行で、京都から大阪へ来られて、6日に帰国するとの話でした。皆さんと話を楽しんでいた時に、「愛のケア工房はるか」の皆さんが20名で見学に来られ、既に終了して出口へ向かわれる時に出会いました。紙芝居の話をしたら、ぜひ見たいとの希望が在り、実演する事になった。10分間の実演でしたが、良く聞いて頂けて、面白い所にはすばやく反応して貰えて、演じて居て楽しい時間でした。終わったら拍手を頂けた。その後「ディサービス笑楽」の5名が来られたので、ガイドをして紙芝居の時間を訪ねたら、時間がないとの事で辞めました。一緒に回っている時に、受付からガイドの依頼がある、との事で取って返してガイドをした。古代史研究会の6名が来られて、話が聞きたいとの事で、説明を行いました。指導の方が、一応勉強したが、現物を見て理解が出来なかったとの事で、解る範囲で説明したら、理解できたと言って頂きほっとした。
Written by マロンさん
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Update: 2014年04月09日
河内長野市制施行60周年記念式典
6日ラブリーホールで10時から開催されました。司会は嶋田生涯学習アドバイザーが担当され、最初に君が代の斉唱が行われ、久しぶりに立って、歌ったので気分が高揚しました。演壇の上には、芝田市長・高岡市会議長を始め、市会議員を含めて19名と、反対側の席には来賓として、大阪府知事代理の植田副知事と西野府会議員他、市町村長の18名が参加されました。市長の式辞では『本市は、この4月に市制施行60周年を迎えます。人生に例えると還暦となる年であり、第2の人生のスタートを祝う節目にあたります。本市が今まで歩んできた歴史を振り返るとともに、未来へつなげていく年として、新たな河内長野市の第一歩を踏み出してまいります。河内長野市は、昭和29年4月1日、長野町、三日市村、高向村、天見村、加賀田村、川上村が合併して、大阪府内18番目の市制を施行しました。人口3万1千人の河内長野市が誕生し、二度に渡る財政危機を乗り越えて、高度成長を背景に基盤整備を行い、11万1千人の成熟した都市へ向かって居ます。地域の絆に基づき、より良い町造りに邁進します。本市の歩みの中で、個人と団体の皆さんに感謝樹を贈呈いたします。』と結ばれました。その後、高岡市会議長の挨拶と来賓代表の植田副知事・西野府会議員の挨拶が行われ、感謝状は個人・団体代表の各代表二人に、市長から感謝状が贈られました。かわちながの観光ボランティア倶楽部も10周年を迎えて表彰され、藤本会長・渡邊総務部長が出席されました。その後、国際姉妹都市のカーメル市長からビデオレターが送られて『平成4年4月に姉妹都市の締結後、お互いに交流が出来て、20周年を迎え、昔は貧困層が多かったが、最近の調査では、アメリカの中で、最も住みやすい町のナンバーワンになった。文化・芸能・教育等の面で交流して、私も数年前に、河内長野市を訪問して、感動を受けた。』と話されていました。
Written by マロンさん