みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2014年04月25日
狭山池博物館の一日(4月21日)
朝から肌寒く、小雨が降っていたため、入場者が少なく心配していましたが、河内長野から親子3人が来られて、図書館で本を読んでいました。そこで、紙芝居を見てもらう事になりました。ちょっと子供には難しかったのかと思い、今後は内容を検討することにしました。その後、建築家の娘さんが、レポートのまとめのために来られたので、館内を案内しました。その後、奈良からのアベックさんが来られ、一緒に回って館内を案内しました。帰る前に中国の建築家の方が、通訳の方と来られました。建築家であったため、狭山池博物館を安藤忠雄氏が設計したことを知っておられた。堤体の搬入について、議論されていました。また、狭山藩陣屋跡の発掘成果が博物館のエントランスで、4月19日~5月18日まで行われます。明治時代に作成された絵図は、残されていますが、当時の様子をうかがえる建物は殆ど残されていません。平成10年度に始まった府道美原線の発掘調査で、陣屋のメインストリート(大手筋)の一部が、平成25年度の調査で発見されています。「三つ鱗紋」軒丸瓦も出土して、展示や写真パネルで紹介しています。5月17日に「狭山藩陣屋跡の発掘調査成果」(小林義孝)と「狭山藩陣屋を文献・周辺資料から探る」(吉井克信)の講演会も行われます。午後1時から3時30分まで狭山池博物館で行われます。
Written by マロンさん