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学芸員の投稿
Update: 2014年04月28日
くろまろ館では今年も「綿の里親」を募集します。
昨年に引き続いて、河内長野市立ふるさと歴史学習館「くろまろ館」では、河内木綿の魅力を発信し、ワタの里親の「輪」を広るため、今年も「綿の里親プロジェクト2014」を募集します。5月の市の広報紙でお知らせしますので、お気楽にお申し込みください。河内長野市内では、江戸時代から大正時代頃まで、綿の栽培や河内木綿の生産が盛んでした。「くろまろ館」では、市内小・中学校の体験学習などで、綿繰り体験(実綿の種取り)をしています。今年もそれに使用する綿を栽培して頂く為に、「綿の里親」を募集します。5月5日~18日に、電話でくろまろ館へお申し込み下さい。電話は0721-64-1560(FAX0721-64-1900)です。期間中に先着順で、申し込みの受け付けを行います。2年目の昨年は58人の里親さんにご協力頂き、18.7㎏の実綿が収穫できました。これは着物6着分の量です。くろまろ館では、「ワタ」は植物の名称で、種が入った物が「実綿(みわた)」、種を取り除いた物が「綿」で、糸や布になった物が「木綿・河内木綿」と区分しています。
ワタにはいろんな品種がありますが、くろまろ館で配布するのは、「アジア綿」という品種です。くろまろ館では5月中頃に種まきして、二葉が出た頃に、1~10株を里親の皆さんにお渡しします。開花は7月~9月頃で、9月ごろからワタが収穫できます。
Written by マロンさん