みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2014年04月04日
狭山池博物館の一日(3月30日)
本日は大和川線工事現場見学ツアーの日であったが、あいにくの暴風雨の襲来で雨の中を狭山池博物館へ向かう。朝一番には、狭山池の桜を雨の中で、見学中の外人客が早くからおられたので、見学者の来館の希望がわいた。定刻に開場したら、台湾からの男女6名のグループが来られた。音声ガイドを紹介したが不要との事で、堤体付近のガイドを行った。割り方中国語が出来なくても意志が通じると感じました。その後、三国が丘高校のOBの5名が、一人が説明して見学していたので、ガイドを申し出たら依頼された。本人たちは高校の同級生で、「古代歴史研究会だ」との話で、お二人が大阪狭山市の方の様でした。地域の事は良く知っておられたが、説明をよく聞いて頂けた。終わって地元であったが知らない事が在り、ガイドを受けて良かったと言って頂けた。雨の中で多くのアベックさんの入場が在ったが、ガイドの要求は無かった。雨が強く成ったので、参加者の2人がキャンセルと成り、見学が可能と成った所に、急に主催者から見学中止の一報が入った。現地の状態が雨で悪いとの事でした。そこで学芸員の広瀬さんにお願いして、展示物の解説をして頂きました。午後は雲間から薄日が差したりして、回復に向かっていた。大阪からの祖父夫婦とお孫さんが来られて、ガイドを依頼されて、案内したがお婆ちゃんは熱心に素晴らしいと応対して頂けたが、お孫さんは興味が無さそうであった。しかし紙芝居には興味を示してくれた。その後、大阪の阿倍野からの中高年の夫妻がガイドを要求されて案内した。いろんな方にお会いした一日でした。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2014年04月04日
露天神社の左近の桜
 桜が満開の季節になりました。梅田界隈も桜が満開、不思議と梅がありません。
 今週は、諸学校園ではたくさんの児童生徒学生などの新しい生命を迎える時期でもあります。大変緊張する季節です。
 さて露天神社の拝殿前には、右近の橘、左近の桜がありまして、左近の桜が満開です。
 この樹木の配置は、もともとは秦河勝の屋敷の樹木の配置を踏襲したものだそうです。その後、その屋敷が御所となりました。
 当時との違いは、当初左近は梅(おそらく源平咲き)だったそうです。平安時代、梅が火事で枯れて、村上天皇が紀貫之の娘に献上させたところ、「勅なれば いともかしこし 鶯の宿はと 問はば いかが答えん」という別れの歌を詠んだそうです。
 この歌にうたれた村上天皇が梅を返して、桜を植えたのが左近の桜のはじまりだそうです。
 
Written by 暇仁
学芸員の投稿
Update: 2014年04月04日
「にぎわいソニック」に参加して
29日河内長野市の生涯学習室の市川さんが、退職される事になり、2年間の河内長野市での活動報告と仲間の皆さんで、お別れパーティーが行われました。ソニックとは「音の」と言う事です。河内長野駅前の「にぎわいプラザ」には、関係者25名が集まり、ガイド倶楽部は3名、くろまろ塾関係で4名、残りは市役所・音楽関係の方々でした。予定は①15時から15時15分まで、2年間を振り返って。②15時15分から16時まで市川さんの人徳に、集まって来られた人を、市川さんが紹介して、一言話して貰う。③16時から17時まで、飛び入り可能なライブが計画です。入り口には皆さんで楽しむ為に、300円以上の寄付がお願いされて、お菓子や飲み物が、用意されていました。岩湧山付近で演奏されている、ケイナの奏者の阿倉さんの紹介と、本日参加されている、お弟子さん達の7名の紹介がありました。彼は岩湧山の昆虫をフェースブックで紹介されています。MASAさんはサックスの奏者で、引きこもりの子供たちの支援もされています。BOOKAのご夫婦は、橋本から来られて「奥河内ミーツ・さくら」の小冊子を、造られています。東尾さんはくろまろ塾800単位取得の博士で、金剛山登山4000回の人です。坂東さんは着物のリサイクルをされていて、渡邊・中田さんと私は、ガイド倶楽部からの参加です。市の参加の山田さんは、青年海外協力隊の元で、タンザニアで活動されて、市に入られて1年目の方で、自作の音楽をギターで聞かせて貰いました。ライブはケイナのグループとMASAさんのグループ、山田さんが自作の「南十字星」をギターで歌い、最後に市川さんもギターで、自作の「笑って泣いて」を合唱して、お開きとなりました。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2014年04月04日
都市インフラ整備の最前線
大阪狭山池博物館では3月21日~4月6日まで行われている、「都市インフラ整備の最前線」と言う特別企画展で、30日は大和川線工事現場見学ツアーの実施日で、午前中に雨の為、現場の状況が悪いので、中止の連絡がありました。展示内容の解説を、学芸員の広瀬さんにお願いして、5名が参加して実施されました。『博物館としては、土木関係の特別展は、行われていませんでした。今回シールド工事の紹介を行う事になりました。現在大阪の高速道路網は、東西・南北ともに都心部を通過する構造に成って居る為に、慢性的な渋滞に悩まされています。その解決策として、新たに建設する、淀川左岸線と大和川線で、近畿自動車道と阪神高速湾岸線を繋ぐ事によって「大阪都市再生環状道路」を整備する事に成りました。富田林土木が関わっている、工事について話します。現在大和川はスーパー堤防の建設中です。川の決壊を防ぐために建設中で、その地下の有効利用を図る為に計画されました。建設費は4400億円かかりますが、スムーズな交通が出来れば、二酸化炭素の排出量の軽減が出来、4700億円の投資効果が見込めます。松原市下水処理場に7階建て(40m)相当の穴が掘られて、その中にシールドマシンを下して、延長3.8kmのトンネルを掘ります。1つのトンネルの中で、片道2車線の穴が出来ます。シールドマシンは12.54mの直径で、近畿地方では最大の物です。シールド工法と言うのは、回転する歯を持つシールドマシンで、土が崩れるのを防ぎながら、トンネルを掘り、マシンのすぐ後ろで、セグメントと言うブロックを組み立て、トンネルの壁を造って行く方法です。この方法はフナクイムシが体から、石灰質を分泌して、空けた穴の壁を固める事に、ヒントを得た、イギリス人技術者マーク・ブルネルによって19世紀に考案された。』との事です。
Written by マロンさん