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学芸員の投稿
Update:
2014年02月24日
あびこ観音前の土塀
地下鉄あびこ駅付近のビルで「あびこおもしろ展覧会」が2月13日から17日に大阪市立大学文学部の小田中研究室の学生さんたちが主体でありました。
平成25年度「表現/表象文化論演習Ⅱ」アーツマネジメント企画とあったので、大学の授業の一環だったのでしょう。
最近の大学の授業では、地域連携の行事が増えてきて、大変心強いことですが、えてして単発的で、継続性がないのがたまに疵ですが、これからも大阪のええもん、おもろいもん、なつかしいもんの発掘に学生目線で大いに期待したいものです。
今回「あびこ観音前の土塀」の写真が展示されていました。地下鉄「あびこ駅」付近とは全く異空間な感じが象徴的な場所ですが、古代には奈良の都と難波の港の中間点でありたくさんの人が往来したことでしょう。
近くには湯里の温泉地もあったので、大変な賑わいだったかもしれません。
現在、忍玉乱太郎に出てきそうな感じの江戸時代以前の雰囲気の土塀ですが、手前の農地とともに味のある風景を醸し出しています。これからも見守り続けたい風景です。
Written by
暇仁 |
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2014年02月24日
地元企業の講座「花を活かすフラワーベースと創造性」
「(株)クレイの小西です。くろまろ塾の講座に呼んで頂き、恐縮です。「花を活かすフラワーベースと創造性」という仰々しい演題を頂きました。
なぜ、この仕事を始めたかを聞かれることがあります。「花は、花器をまとうことで、もっと素敵になる。そして、ふさわしい空間に置かれることで、さらにお互いを引き立てあう」という考えによります。
1943年に河内長野市で生まれ、小さなときから絵に興味があり、芸術関係の大学に進学を希望し、金沢美術工芸大学に入りました。当時は不景気で卒業したが就職先が見つからず、先輩が愛知県の知多の貿易会社に就職していて、伝手でそこに入社しました。全国にタイルを売って歩き、会社が東京に集約すると聞いて、12年勤めた会社を辞めて独立することにしました。大阪で(株)クレイを立ち上げました。
会社名は短く2文字か3文字で考えました。「一握り」ということで、「クレイ」として、現在までやってきました。」
会社の業績と仕事の流れを説明されました。製造の流れは、デザイン→原型→見本型→試作→元型→量産のための型作り→量産型です。
焼成窯の種類と効能が説明されました。最近の製品の説明については、サンプルを映像で説明され、幅の広い広がりが感じられました。その中で「プリザーブドフラワー」に興味を持ちました。
「クレイについて急ぎ足で説明しましたが、きれいな花を生業にしている人たちに使われるものが、わが社の原点です。そこでは黒子という立場を弁えています。
計測器で測定ができる基準はありませんが、開発を難しいなりに楽しんでやってきました。
タイルを売り歩いているときは苦労しましたが、トップメーカーにならないと、ものが売れないと、教えになりました。
一つ一つの商品に、お客様に魅力を感じて頂かなければ売れないという概念を念頭において努力しています」と結ばれました。 Written by
マロンさん |
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2014年02月24日
滝畑での関係者との打ち合わせ
19日、渡邊拠点長と藤田さんとで懸案事項の打ち合わせに、滝畑へ行きました。
入口の気温が1度で、付近には未だ雪が残っていました。
ふるさと文化財の森センターの内田所長と浦さんと面談し、5/20、5/24に計画中の「奥河内の春を訪ねる」のイベントで、「茅の保存庫」の解説と、現物確認を出来るかを確認しました。茅の保管倉庫であり、観光的な見学は防火上の観点でお断りしているとのことでした。
その後、浦さんからは茅の保存についてのお話が聞けました。「3/2に茅刈りの予定ですが、岩湧山頂では雪が50cm積もっていて、今後雪がなくなって、株が乾くまでは無理であり、3/9に変更の可能性が大です。野焼きは、4/6、4/13で計画中ですが、自然が相手の計画であり、どのようになるかは不明です。私は来年のことを考えて栽培しているので、山焼きができなかったら、生育ができないので心配です。」
昔は、皆さんが農作業の合間に、茅葺の屋根の張替えで、技術の伝承をしていたが、最近は業者の人が中心に行われるので、地元に技術の伝承がなくなることを心配されていました。
その後、地元の谷さんを訪ねました。お宅は古民家で、玄関を入ったところにある梁の大きさに見とれました。春のウォークと21日に行われるくろまろ塾カフェで使う「タラヨウの葉」を入手したことを報告しました。
新しい紙芝居(ダム湖に沈んだ村)は、滝畑地域の皆さんにはじめに紹介する予定が、都合で6月下旬以降となるので、他の場所での公開を了承して頂きました。地元の皆さんとの今後の交流をお願いして帰りました。
地元に転宅された陶芸家の谷本さんを紹介して頂きました。
昼からは、ダム管理事務所の蔵之内所長を訪問して、春のウォーク時のダムの外側の階段と、磨崖仏の前での紙芝居の公演をお願いして、協力と了解を頂きました。
帰りに石川沿いの丹保井路の上げ口を確認して帰りました。 Written by
マロンさん |