みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2014年02月18日
寝屋川と黒田官兵衛
 寝屋川とは全く接点がないだろう、「なかんべえ」と思っていましたが、、、寝屋川市駅前にあります八坂神社、由緒書きを見ておりますと播州廣峯神社と大変関係が深い神社だったことに気づきました。
 黒田官兵衛は廣峯神社のネットワークを駆使して全国の情報を収集して、大河ドラマにあるように活躍にしていたようですが、当時神社と人々の関わりは、かなり深かったのでしょう。
 どんな具体的な関係があったのでしょう。少し気になりますね。
 当時、神社があれば定期市が立ち、人が集まる。
 人が集まると諸国の情報が集まる。そんなところでしょうか。織田信長も津島神社のご祭神、牛頭天王のネットワークを活用していたように記憶しています。
 今八坂神社では、早朝から地域住民の体操?の場所となり、少しばかりにぎやかな場所であります。今も人が集まる場所には違いありません。
Written by 暇仁
学芸員の投稿
Update: 2014年02月18日
師匠笑福亭松喬の教え(弟子修行あれこれ)
12日、平成25年度河内長野いきいき講座では、笑福亭遊喬(ゆうきょう)さんの落語を堪能しました。舞台には寄席の金屏風が立てられて、雰囲気が出ていました。
笑福亭遊喬さんは、舞鶴市の出身で、6代目笑福亭松喬さんの2番目のお弟子さんで、松喬さんは、当時、落語界の四天王だった笑福亭松鶴さんのお弟子さんです。
師匠松喬さんの入門から、弟子の指導までの話が続きました。
「師匠に小野から出てきて、入門できたのかと聞いたら、入門志願の往復はがきを書いて送ったが無視されたので、師匠の新婚家庭のある小浜まで出かけて、入門をお願いしたそうです。何度目かのお願いで、入門が許可されました。
本来、弟子修行は3年ですが、師匠は4年かかったそうです。すでに大学の落研出身者が多くなっていて、同門の弟子たちとは経歴が違ってました。その経験から、師匠は夫々の人を見て、進む方向を考えて対応されたようです。
経験の少なかった私のために、演題の「手水回し」を教えるときは、神戸の劇場で、10日間、昼夜公演で、同じ演題を上演して、覚えさせてくれました。
師匠は「どんなお客も、落語をして振り向かせたい。お客さんに媚びる芸はしない」と、芸には品が必要で、着る物・言葉遣いにも気をつけろと教えてくれました。
一人でも多くの人に聞いて、喜んでもらいたいです。ファンだけではなく、落語の良さを知らない人を開拓したいと思います。聞けば聞くほど、面白い要素が入っていると分かってもらえます。」
最後の30分は、落語の「試し酒」が演じられました。このような公演を初めて拝見したので、興味がわきました。1人で3人の行動を演じられて、その違いが面白さを増福させました。お酒飲みの心理や、商人の心意気が感じられて、筋書きは聞いたこともあり、あっという間に時間が経ちました。ぜひ、今度は天満天神繁昌亭へ出かけて、高座を拝見したいと思います。
Written by マロンさん