みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2014年02月05日
52年の軌跡展 交通科学博物館さよなら企画展Part2
 JR環状線弁天町の駅下には、交通科学博物館があります。今年4月6日を持って閉館となります。
 私は交通科学館時代に何度も拝観しましたが、駅の下だったとは、今日まで気づかず、あらためて自らの不昧を感じたところです。
 交通科学博物館は、鉄道ばかりでなく自動車船の展示、近世交通に関する展示もありまして、まさに「交通科学」の博物館です。
 大阪から貴重な遺産が出て行くのは惜しいと感じざるを得ませんが、京都でも、戦後社会科学習指導要領を作成された重松鷹泰先生がご推進なさった「しみじみとした空気が流れる」ような博物館に期待したいです。
 52年の軌跡展の冊子を見ると、私の写真が出ていてびっくり、大変感動しましたが、写真の連結器のようにがっちり連携して、何事も努めねばならないと再確認しました。
Written by 暇仁
学芸員の投稿
Update: 2014年02月05日
イクジイになろう
28日、NPO法人ファザーリング・ジャパン関西の代表理事の和田さんの講座に参加しました。
司会の筒井さんからは「本日は色々な仕掛けがあるそうで、指示に従ってください。会場におられる聴覚障がい者のために、予約筆記の皆さんが参加され、要約して情報をお届けします」と紹介されました。
和田さんは「本日はエプロン姿で登場しましたが、妻が勤務していて、私が主夫をしています。娘を学校と乳児院に送ってきました。まずは自己紹介から始めます」と話され、各地でパパスクール・イクジイスクール・父子キャンプ・育じいなど、現在行われている関連の事業紹介が行われました。
「そのような中で、ジイジにしかできないことがあります。老人と子どもの人口が増えており、地区では協働が必要です。
昔は子どもとの関わりを老人が持っていました。
ベイブレードは「よく回る独楽」です。独楽は、紐を引いて回すもので、紐を巻くときから力加減が必要で、紐を引くときも力加減が必要です。微妙な力加減は、やってみないと分からないもので、言葉では伝わりません。
同じく、肥後守というナイフでの鉛筆削りです。微妙な使い方を体験してください。
絵本も持参しました。落語や昔話です。おじいちゃんが主人公で、怖いところ・暗いところの話を絵本で示してほしいと思います。
「いない・いない・バー」は500万部売れた、乳幼児向けの本です。子どもは、同じ言葉を何回言っても楽しめます。
私は子育て農業論をもっています。子どもは工業製品ではありません。工場(良い学校・良い企業)にいても、期待通りには完成しません。土を耕して、水を与えて、胡瓜のように自分で成長する力が必要です。
後は天に祈り、子どもの中から出る力を信じます。
私の「座右の銘」は、①無限多様性の調和、②いきいきバッチリ、です」
今の社会に受難性をもっていて、最後は「③てんやわんや」と話されました。
Written by マロンさん