みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2014年03月19日
「さくらの会」滝畑演奏会下見見学
14日、「さくらの会」の篠笛奏者の井上先生と小鼓奏者の清水先生が、滝畑の見学に来られました。ガイド倶楽部からは、渡邊・松本・国田・津野・栗原が対応しました。
12時に到着されて、今回の会場であるレイクパークの見学が始まりました。道中の風景でお二人とも、滝畑のすばらしさを堪能していただきました。パークでの演奏会場を決めて、昼食も取れることが分かり、早速契約して、会場を確保しました。
清水先生は、滝畑の風景は、能楽の「大原御幸」の雰囲気があると話されました。
昼食は藤本会長が待っておられて、ミシュラン一つ星の喜一さんで頂きました。
2時からの西條酒造さんの見学では、西條社長が待っておられて、酒蔵見学が行われました。特別に僧房酒が絞られていたので、試飲させていただきました。すばらしいフルーティーな味で、太閤さんはこれを薄めて飲んでいたと聞きました。注文が多くて、抽選で販売されているそうです。欲しいとの要求でしたが、抽選ですと念を押されました。
酒蔵内を案内していただいたときに、壁の煉瓦積みがイギリス積みであることをご存知ありませんでした。文化財が1つ埋もれていました。
その後、くろまろ館見学の希望があり、西川さんから館内を案内していただきました。
終わって、清水先生に、前回、「クレオ大阪東」で行われた「竹取物語」を演奏されたときの小鼓の叩き方について質問が出ました。指を使って打つが、中心部は使わない。馬の皮を張ったもので、乾燥するとピンと張るので、柔らかい音を出すために、息を吹きかけているそうです。
また、たくさんの笛を持参されているが、乾燥はないのか、という質問に、井上先生からは、篠笛は中をウルシが塗られていて、空気を吹き込んでいるので心配はないとお答えをいただきました。色んな種類の笛を吹いてみて、好きな笛を吹いて育てていくのだとの話でした。
Written by マロンさん