みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2014年03月04日
狭山池博物館の一日(2月28日)
27日の晩に、数日前から連絡を受けていた狭山池博物館へのガイド活動について、孫から「明日、狭山池博物館へ学習で行くので来てほしい」と連絡がありました。歯医者の予約を入れていたので、8時半に河内長野駅前の歯医者へ出かけました。9時半の予約で一番に処置を受けて、10時4分の電車に乗りました。
すでに狭山南第二小学校の3年生は、「くらしの道具展」の会場にバス3台で入場されていました。75名の大所帯だったので、3組に分かれて順番に見学していました。先生に紙芝居の実演を話してみましたが、時間がないので、次回検討したいとのことでした。
私の孫もしっかりと、学芸員の平野先生に質問して、ノートに記録していたので、大きく成長したと感心しました。
その後、大阪狭山市のご婦人が、大阪市内と河内長野の友だちを誘って来られて、ガイドを希望されたので、案内しました。お二人は初めての訪問で、興味を示されて、熱心に聞いていただけました。重源和尚のところで「紙芝居はいかがですか」と聞いたら、ぜひ見たいとのことで、話していたら相槌が出るくらい、熱心に聞いていただけました。
その後、韓国の若い安藤ファンの建築家一行(6名)が来られて、音声ガイドを案内して、聞いていただき、写真を撮って回られました。写真ポイントを案内して、喜んでもらえました。
最後に清教学園高等学校の3人組の高校生が来られて、何か面白いことはないかと質問され、音声ガイドのクイズに挑戦してもらうことにしました。英語で挑戦しようかと話しをしていましたが、日本語で挑戦されたようでした。終わっても時間があるとのことで、紙芝居を見るかと尋ねたら、自分たちがやりたいと言って、説明文を交代で読んでくれて、楽しんでもらえました。せっかくの機会で、「滝畑に磨崖仏あり」の紙芝居を持っていたので、実演してもらいました。このような使い方も面白いと思いました。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2014年03月04日
狭山池博物館の一日(2月23日)
朝一番に韓国から建築関係の一行がバスで訪問され、入口付近で写真を写されていました。今回の団体は亜洲大学の朴教授を団長に、美術同好会の12名が参加されました。
団長からは「安藤忠雄さんの建物だということで訪れたが、狭山池博物館は内容がすばらしく、韓国では資料がなく、無関心でしたが、ゆっくり見学したい」とのことでした。
朴教授が日本語から通訳して皆さんに紹介していただきました。特に敷葉工法について興味を示されました。年代等は日本語でした。皆さんから質問が出て、賑やかに案内ができました。
帰りには、狭山池を見学したいとのことで、堤体まで案内して別れました。
午後は、この日「みなみかわち歴史ウォーク」で、川西駅を9時半に出発されて「梅の花咲く錦織公園を経て日本最古の溜池 狭山池を巡る」全行程、約12kmのハイキングが行われていました。
昼食を取りに狭山池を歩いていたら、三々五々、狭山池の西側の通路をたくさんの方が歩いて来られました。見ているとほとんどの方が、博物館を見ないで、黙々と大阪狭山市役所へ向けて歩いておられました。博物館の見学もコースに入っていたので、もう少し主催の行政が交流して、博物館の前付近で指導すべきだと思いました。
その中で、大阪からのご夫婦が初めて来られて、ガイドを希望されました。その後、吹田からの男性が1人で回っていましたが、内容で分からないところがあり、ガイドを希望されて、案内したら理解されました。また、紙芝居もサービスしました。
その後、奈良斑鳩のハイキングクラブの団体(14名)が、時間までに市役所に行きたいので早めにガイドしてほしいとのことで、案内しました。一部の人は疲れて、ガイドをリタイアされたが、残りの人は熱心に聞いていただき、次回訪問して、ガイドを受けたいといっていただけました。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2014年03月04日
「ダムに消えた村」紙芝居作り作業
河南町の観念寺の宮本住職から「ダム湖に消えた村」の実演許可をもらって、写真を取り込んで帰り、印画紙に拡大して、原紙に貼り付ける、という紙芝居作りを滝畑班7名で行いました。
滝畑村の地元に残った人と村外に出て行かれた人が、ダムが出来たことで、災害防止と水の有効利用ができ、仲良く交流が出来るようにとの思いで、この紙芝居は作られています。
はじめは、印刷した写真を厚手の画用紙に直接印刷できないか挑戦してみましたが、紙が厚すぎて無理でした。そこで、両面テープを使って、厚紙に貼り付けることにしました。
速水さんは手先が器用で、両面テープの寸法切りから、手際よく印画紙を画用紙に貼り付ける方法を指導されました。
今回の紙芝居は、途中に細工がされていて、絵が開くことが出来るようになっていました。2時間かけて、2冊の紙芝居をつくり、もう1冊は「くろまろ塾カフェ」で速水さんが実演された、カレンダー方式で巻き取れる紙芝居に加工することになりました。
出来上がった紙芝居は、渡邊拠点長の方針で、ガイド倶楽部の財産として、すべてのクラブ員が実演できるように上申することになりました。
宮本住職の「お寺の出前」というブログの「住職のつぼ(ぶ)やき」を拝見すると、最近はテレビや報道で全国的になって、北海道からも見学とお話しを聞きに来られるようになったそうです。
宗教・宗派にとらわれず、来る人を拒まない、住職の人柄に感心して、益々のご活躍を祈っています。現在までに、130数本作られていて、呼ばれたら拒まず、あちこちで公演されています。狭山池博物館でも、有志の方が、もう少し紙芝居をお借りして、演目を増やしたいと計画されているようです。
紙芝居の輪が広がることを祈っています。
先日も、韓国からの美術同好会の12名が来られたので、紙芝居を見てもらって、よく分かったと言われました。
Written by マロンさん