みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2014年03月14日
あべのハルカス
日本一高いビル「あべのハルカス」が、3月7日全面オープンした。
名称であるハルカスは古語の「晴るかす」から由来しており、この言葉には「人の心を晴れ晴れとさせる」という意味がある。
ビルの上層階から晴れやかな景色を見渡して爽快感を味わえることや、多彩で充実した施設で来訪者に心地よさを感じてもらいたいという思いが込めている。58階から60階は「ハルカス300」と称する三層吹き抜け構造の屋外広場が設置され、日本一の高さを誇る屋外展望台となっている。気候条件が良ければ、京都から六甲山系、明石海峡大橋から淡路島、生駒山系、そして関西国際空港なども一望することができる。
この展望台は3月31日までは完全予約制で日時指定券のみの販売で、4月1日からは当日券の発売がある。
入場料金は、大人1,500円、中学生1,200円、小学生900円、幼児600円。日時指定券の料金は、通常料金に一律500円が加算される。

☆あべのハルカス フロアガイドは下記のとおり。
58F~60F 展望台(ハルカス300)
57F レストラン
19F・20F 38F~55F・57F 大阪マリオット都ホテル
17F・18F 21F~36F オフィス
16F あべのハルカス美術館・屋上庭園
B2F~14F あべのハルカス近鉄本店
B1F・1F 大阪阿部野橋駅(近鉄南大阪線)

百貨店内のエレベーター・エスカレーターの案内では渋い男性の声が聞こえる。百貨店の案内放送に男性が起用されるのは珍しく、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」などで知られる人気ナレーター窪田等氏が起用されている。
Written by ユーミン
学芸員の投稿
Update: 2014年03月14日
「奥河内の春を訪ねる」ハイキング研修
10日、滝畑班の「磨崖仏を彫った夏目さんが辿った道」の研修を行いました。今回は8名が参加して、コースの詳細を検討しました。
9時25分に烏帽子形公園に集合して、滝畑へ向かいました。10時前に滝畑ダムサイトに到着したら、気温が1度で肌寒かったですが、心地よい歩きでした。
茅の保存倉庫は、見学できないと言われたので、茅の束でも見せてもらうように交渉したいと思います。前日は、岩湧山頂の茅場で茅の刈り取りが終了しました。
その後、日野の浄水場(約2.1km)までのトンネルの入口を確認しました。今回は、前回発見した、連合井堰取り入れ口に降りたことがない人がいたので、現物の確認をしました。昔の人の努力が垣間見れました。
天日山観音寺では、ご住職に挨拶して、実施当日は、本尊大日如来(重要文化財)を拝観出来るようになっています。現在咲いているシャボテンの花や紅白の梅を見ました。
昼食場所の「みのでホール」は、この日は休館でした。前庭で食事の準備中に雪が降り出して、急激に気温が下がり、風も出てきました。早々に食事を終え、帰りの用意をしました。
村の人がビワの葉を取っておられたので、質問したらビワ茶を作られるとのことでした。
雪が本降りとなったので、久保健商店に寄って、お茶をごちそうになりました。ここでは半夏生(はげっしょう)餅の話が聞けました。滝畑では夏至から11日目の7月2日を半夏生と言います。この店では、餅を4月1日~10月1日まで作られるそうで、1日の生産量は400g/箱で、15パックが限度とのことでした。400円で、今回は参加者に、1口食べてもらうことにしました。
麦を特別に潰したものを、奈良から取り寄せているそうです。黄粉も特別で、香りの強い上質のものだそうです。
寒かったので、そのまま花の文化園まで直行しましたが、月曜日で休館でした。雪が降っていたので、解散して帰路につきました。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2014年03月14日
井上先生の「竹取物語」を見学して
9日、クレオ大阪東で行われた井上真美さんの篠笛演奏会「小鼓と篠笛&切り絵で織りなす幽玄の世界」へ参加しました。河内長野組は教え子である松本さんの仲間8名が参加しました。
2時に先生のナレーションと演奏で始まりました。「新しいアルバムが完成しました。新たなスタートとなる1枚です。生まれてから亡くなるまで、故郷の思い出には、大きなものがあります。「杜のざわめき」を第一曲目に選びました。人は命を受けて、一生を送る長い大地の道のりを歩きます。2曲目は「遥か」です。私の事務所から大阪城が見えます。3曲目は「ほとり」です。名張市には青蓮寺湖があり、湖の周りには桜並木があります。ぶらぶら歩きのイメージを表しました。」
その後、珠玉の名曲「童謡・叙情歌」が5曲演奏されました。次は新しい取り組みで、切り絵作家の川瀬洋二さんの「名張風物詩100景」から曲を選択され、「懐かしの」「閑が鳴る」「風のうた」「名張百景」の4曲が演奏されました。
「先月、東日本大震災の現地・福島県いわき市へ篠笛の音を届けに行き、ふるさとのやるせない・苦しさの中に切ない思いがありました。故郷を守っていき、残したいとの思いが強まりました。」
15分間の休憩の後、第2部、音楽と切り絵で織りなす幽玄の世界「竹取物語」が行われました。舞台左手に大蔵流小鼓方重要無形文化財総合保持者の清水晧祐さん、右手に篠笛の井上真美さん、中央には川瀬洋二さんの切り絵が投光されました。川瀬さんの切り絵は、年齢とともに色っぽくなったそうです。
子鼓の掛け声は「よぉ~!」「ほぉ~!」で、静かなイメージのお能ですが、お囃子は必ず掛け声を出します。掛け声も音楽の一部になっていて、西洋音楽にはあまり見られない風景でした。その掛け声が、幻想的な世界へ誘いました。舞台にも少しスモークがかけられて、本当に幻想的でした。あっという間の1時間45分でした。
Written by マロンさん