みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2013年02月28日
2月21日観念寺宮本住職が狭山池博物館へ
2月21日狭山池博物館に観念寺の宮本住職が来られました。住職は「お寺の出前」というブログを作られています。また、宗教・宗派を越えた紙芝居を持参され、敬老院・公民館・病院等で、要求があれば出前をされて、自作の紙芝居で活動を行なわれている浄土真宗のお坊さんです。
私たちは「滝畑に磨崖仏あり」という紙芝居を作っていただき、交流ができました。今回のブログ「住職のつぼやき」には、「今、2つの(歴史)紙芝居を作り始めている。1つは「大和川を付け替えた男、中甚兵衛」。もう1つが、「狭山池を復活させて男、重源上人」だ。この2人、生まれた時代は違うが、(甚兵衛は江戸時代、重源上人は鎌倉時代)ともに、大阪府民が永遠に感謝しなければならないスーパースターたちである。この2人、僕の住む場所から、どちらも比較的現地取材がしやすいところに史跡があるため、時間をかけながら、ゆっくり見て回って作っている」と書かれていました。すぐにコメント欄にコメントしたら、狭山池博物館を訪問したいとの連絡がありました。
狭山池博物館ガイドの西川・西川女史・中村さんが参加されて、重源について西川さんが手持ち資料を持参して、宮本住職の色々な質問に、的確に答えられていました。現地に出向き、納得して製品にしたいとの考えです。その後、楠副館長から学芸員の平野さんを紹介されて、意見交換会を事務所で行いました。
宮本住職が紙芝居を作る背景には、病院や敬老院で認知症の方に、昔の紙芝居を行なうと、脳の活性化が起きて、昔のことが思い出されて、有効だからだと話されました。紙芝居を作成する上で、構想が膨らんで、色々な問題があり、今回のように質問に答えてもらうと、筆が進むと喜んでもらえました。12枚の画面の概略のストーリーがまとまり、帰りに工楽館長に挨拶して、状況を説明したら、素晴らしい活動で、ぜひ、博物館でも実演をお願いされていました。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2013年02月28日
大阪発「お取り寄せ」ランキングイベント」
 「グルメ女子が選ぶ!大阪発「お取り寄せ」ランキングイベント」が、
大阪産業創造館3Fマーケットプラザにて行われました。
スイーツや惣菜、調味料など、自慢の逸品を持った企業29社が出展されました。
大阪の中小企業も、創造力を駆使して、美味しい商品を開発されています。
そして審査員はベスト5を投票し、結果発表です。
<総合グランプリ>
●「利休抹茶あいすくりーむ」
株式会社つぼ市製茶本舗
<惣菜・おかず部門>
●しぐれ煮「大和煮」
株式会社JAPAN大和グループ
●とろさば燻製スライス
株式会社鯖や
<スイーツ部門>
●国産丹波黒入り菓子「豆果~mameka~」
株式会社中島大祥堂
●生チョコ大福
甘泉堂
●チーズケーキ「くちぷち」
菓子工房 エリオス
<調味料部門>
●「谷町塩ポン酢」
株式会社中村商店
大阪発美味しい「お取り寄せ」、全て一押しです!
Written by サマン
学芸員の投稿
Update: 2013年02月28日
「河内長野の地域と歴史を語る会」
私が参加している「河内長野の歴史と地域を語る会」という同好会で、講師の堀内和明先生が「河内金剛寺の中世的世界」という初めての学術書を出版され、慰労会を兼ねて会食しました。専門書の割りに評判がよく、重版も考えられているそうです。
当初は青葉台公民館で開かれていた教養講座「歴史同好会」が前身で、加賀田公民館に会場を移し、「河内長野の歴史と地域を語る会」という名前に改称した同好の士25名で運営されています。また、2008年から「歴史と地域」という小冊子を発行しています。今回第26号が発行されました。
10時から1時間の予定で「上乗房禅恵と法脈と人脈(2)」について講座が行われ、その後、先生に記念品が贈られ、各人の個人紹介と会食が行われました。
先生の挨拶は、「私が担当して6月で8周年を向かえ、82回の講義が行われました。最近は体調の衰えで、自分の体力の限界を感じ始めています。長年の願いでした本が発行できて、ほっとしているところです。自分のように学位を持たないものが、学術書の発行ができて光栄に思っています。この勉強会で資料を集め書きとめたものが、日の目を見ることになり、皆さんとの出会いの賜物です。今後はどのような形でこの会を終了するのかを考えて、出来るだけ余力を残して終了したいと思います。本の発行は初めてのことで、地図や写真の使用許可を取ることや、校正作業も出版社の基準があり、調整に苦労しました。余力が取れれば、肩書きがありませんが、新刊書の発行にも挑戦したい」と話されました。持病の悪化で弱気になられていたが、最後に新しい本の発行に挑戦されると聞かせていただきました。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2013年02月25日
松山神社の梅(大阪市東淀川区)
皆さん、初めまして。「はんたろう」と申します!
大阪の隠れた魅力を写真と共に発信したいという純粋な気持ちで応募しました。得意エリアは大阪市内北部と北摂地域です。分かりやすくイメージできる写真とともに記事を投稿したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
初投稿の今日は、大阪市東淀川区にある阪急京都線上新庄駅近くにある「松山神社」です。
こちらの神社は菅原道真公のゆかりがあり、もともと「松山天満宮」と言われていたそうですが、明治の始めの頃に「松山神社」となったそうです。
菅原道真公が大宰府へ左遷される時に、こちらへ立ち寄り、数千株の小松を見て感動されたとされますが、現在は、寄贈されたものが多いという「梅の木」が点在し、特に写真の拝殿前にある梅の木が美しく絵になっていると思います。
周囲は静かな住宅地ですが、公園も隣接されていて近隣の方の憩いの場にもなっていてほのぼのとした雰囲気の神社です。今年の梅もそろそろ見頃を迎えそうです。
もともとは天満宮とあって、学業成就のご利益もありますので受験生の皆さんも是非いかがでしょうか。
【松山神社】
大阪市東淀川区小松4丁目
境内:7:00~17:00
アクセス:阪急京都線上新庄駅下車 北東へ900m、または阪急相川駅下車 南東へ900m
Written by はんたろう
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Update: 2013年02月25日
2月19日の雪の日の観光案内所勤務
朝から雪が降り出して、観光案内所勤務に向かったが、烏帽子形神社の境内で、雪が舞っていたので写真を撮りました。朝一番に金剛山の雪の状況を確認したら、7時の段階で気温は-3度で、15cmの積雪でした。ふもとでこれだけ降っているので、山頂はすごいと思いました。
観光案内所の人出は、午前中は少ないと思いましたが、16件の対応がありました。
ご夫婦が、ハイキングスタイルで訪ねて来られました。長崎の島原から金剛山をめざしてハイキングに来たが、山頂はアイゼンが必要と聞き、付近のハイキングを希望されました。そこで、観心寺から延命寺経由で、三日市町駅に出て、高野街道を河内長野まで、楽しんでいただくことにしました。西條酒造の「槽場のかくし酒」は、太閤さんも愛飲した天野の醸造所で、購入されるようにアドバイスしました。お酒が好きなようで、ぜひ購入したいと出かけられました。大阪で宿泊されているようで、元気に出発されました。
同時に花の文化園に今年入社されて、広報活動をされているNさんが来られました。先ほどからの話を聞かれていて、案内所は活動的だと感心されていました。花の文化園のPRをされていました。前回紹介した「シモバシラ」の花のポスターのモデルの方でした。先日、滝畑班の仲間が、花の文化園で学芸員の本田さんに、滝畑の樹木について講義してもらった結果をほめていたので見てもらいました。今は「マンカク」の花が素晴らしいとのことでした。午後はほとんどお客さんがなかったのですが、帰り間際に、同年輩の男性2名と女性1名が来られて、金剛山のパンフレットがほしいとの要求がありました。来週の日曜日に幼稚園児を含む約30名の団体の下だったようです。今まで山頂にいたが、樹氷が見られなかったとのことです。本番では、山頂で豚汁を作られる計画とのことで、楽しいハイキングになるように話ました。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2013年02月22日
びわこ号復活プロジェクト★
目指せ!平成26年度寝屋川車両基地内での復活走行
寝屋川市は、京阪電車の協力の元、
「元気都市 寝屋川」のシンボルとして
京阪電車寝屋川車両基地に保存されている往年の名車「びわこ号(60型車両)」を
市民の力で復活させる取組み「京阪電車寝屋川車両基地びわこ号復活プロジェクト」に取り組まれています。
びわこ号サポーター倶楽部主催のイベントがなにわ橋駅構内で開催されました。
出演はびわこ号復活プロジェクトのアドバイザー中川家 礼二さん、 斉藤雪乃さん(タレント)、
そして京阪電鉄社員によるびわこ号トークショーです。

礼二さんは京阪電車車掌さんの物まね上手でも知られ、
ご自身も住まれていた京阪沿線を熱く語られ、会場を笑いと感動の渦に巻き込まれていました。
基地内での走行にあたり、足回り、制御周りから詰める必要があり、今、優秀な技術者と共に
取り組み中だそうです。
車両復活のための資金を積み立てる「寝屋川市びわこ号復活基金」も展開中で、
個人、法人の寄付を募っておられます。
Written by サマン
学芸員の投稿
Update: 2013年02月21日
「平成の時代に求められる宗教の可能性」講座
2月13日、上智大学グリーフケア研究所の大河内大博先生による講座「平成の時代に求められる宗教の可能性」があり、宗教をテーマにした話でした。
「私は大阪にある浄土宗のお寺の長男として生まれました。本日は、宗教者の位置づけについて話してみたいと思います。平成の時代は苦難の時代です。憲法20条第3項に、公の場からの宗教の排除が書かれていて、また他の宗教を批判することも禁じられています。現在の学生は、宗教について学んでこず、その結果、大学に入って、甘い話で、オカルト宗教へ入会してしまう人がいます。
仏教は葬式、キリスト教は結婚式、正月は神社へ参詣のイメージが定着しています。
平成23年3月に地震が起こり、3年目を迎えようとしています。自分の生き方を変えないといけないと考える人が増えています。2万人を超える死者・行方不明者を出した中で、多くの被災者の声を聴いてきました。宗教者が、鎮魂・祈り・弔いを目的として、活動を続けてきました。遺族の方々、一人ひとりに祈りが届くように、動く宗教者が多くおられました。苦しむ人々と寄り添う活動として、宗教が社会へ出てきました。
苦しいときの相談相手は、周りの人々が主となり、宗教者があてにされなくなっているのが現状です。
最終期まで自分らしく生きるための自己決定する力は、「お任せする力」「物語を生きる力」と言うことです。過去の人生を振り返り、現在の私を見つめて、未来の自分にゆだねるための「語り」をともにする「命」のパートナーとして、宗教者が必要だと思います」と結ばれました。宗教者が外に出て、宗派を越えて、語りのパートナーとして、活動される時代となりました。
Written by マロンさん
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Update: 2013年02月21日
錦織公園での寒梅会
2月16日、金剛駅に11時30分に集合して、錦織公園での寒梅会が始まりました。前日の雪交じりの雨天が見違えるように快晴となり、ハイキング日和でした。普段の行いが良いと皆さんご機嫌でした。幹事は11時過ぎに駅前に集合して、皆さんの到着を待ちました。
大阪の各地から男性10名、女性9名の19名が、定刻までに到着されました。駅前を11時半に出発して、錦織公園の北口へ向かいました。数日前に下見をしましたが、私が道を間違えてしまいました。
12時半に梅園に到着して、東屋付近で、昼食の準備を行いました。梅は前日までの寒さで、下見のときから少し花が咲いたぐらいで、まだ蕾の状態でした。
本日は寒梅会の幹事として、河内長野の銘酒天野酒を飲んでもらおうと、西條酒造へ朝のうちに寄って「槽場かくし酒(吟醸)」を購入して持参しました。食事前にコップに分けて、皆さんに飲んでもらい、経歴を説明しました。飲まれた方はおいしい、買って帰りたいとの話でした。辻本さんが手づくりされた汁蕎麦も好評で、後でレシピを教えてほしいとの声が上がっていました。締めには、温かいコーヒーも持参されていました。
13時半まで、車座で食事とお酒で話が弾みました。その後、滝谷不動駅の近くにある「季節料理たかはし」さんで、慰労会が行われました。辻本さんが事前調査して、予算に合った安価な場所を探してくれました。オードブルとビールで乾杯して、グループ毎に話し合いが行われました。流石に孫の話や、ボランティアの話、病気の話など普段、人に相談ができない話が、仲間内で賑やかに話されました。辻本さんは以前行かれたネパールの紀行文を写真入りで製本され、皆さんが読まれていました。昼食後の宴会でしたので、余ったものは持ち帰れるように、お店のかたが配慮していただきました。その後、滝谷不動にお参りする人と、帰る人に分かれて解散しました。
Written by マロンさん
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Update: 2013年02月19日
狭山池博物館での「くらしの道具」展
府立狭山池博物館では、3月3日まで「くらしの道具展」が、1階の特別展示室で開催されています。挨拶文には、『大阪狭山市郷土資料館が平成21年度に大阪府立狭山池博物館に移設され、両館が府市共同の運営となってから、4回目の郷土資料館企画展が開催されます。毎年冬季に開催しておりますこの企画展では、少し昔の生活道具を展示解説してきました。子どもたちのおじいちゃん・おばあちゃんが使い、知っている品もあることでしょう。今回はくらしの道具とともに、「おもちゃとおまけ」を紹介します。時代を反映したおもちゃの世界をそれぞれのおもちゃとともに、ご家族でお楽しみください』と書かれていました。
特別展示場では、1遊(あそぶ):戦前から平成までの子どもの遊び道具・絵本・おもちゃ・おまけなど、2装(よそおう):服飾の展示、3食(たべる):食事の道具、4灯(ともす):提灯や古い灯りの道具、5温(あたためる):足温器や湯たんぽ等の温める道具、などの展示品が、ブース毎に並べてありました。畳が敷かれた別室では、「むかしのたんけん」ということで、古い黒電話(600形電話機)・ラジオ等の通信機と福笑いなどのゲーム、コマ回しが体験できるスペースがつくられていて、親御さんに連れられた子どもさんたちが珍しそうに体験していました。
大阪府立狭山池博物館へは、南海高野線の狭山市駅下車、西へ狭山池の北側で7分のところです。月曜日が休館日です(祝日の場合は、翌日が休館)。10時から開館です。
Written by マロンさん
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Update: 2013年02月19日
高野街道班の河内長野~三日市までの8期生の卒業検定
2月12日、河内長野~三日市まで、高野街道班の8期生の研修が行われて、午前中は辻本さん、午後は中島さんがガイド研修を受けられました。指導班長からは、「今回の研修は堺からのお客さまで、ハイキングの下見に来られたと想定して実施したい。2時間を予定して、11時45分の三日市町駅発の電車に乗って、富田林で次の下見に向かわれる」と、計画方針が告げられました。9時45分に観光案内所前を11名で出発しました。高野街道道標→長野神社→西條酒造→大日寺跡→烏帽子形神社で休息とトイレ休憩を行いました。新しい発見は、「石畳と淡い街灯のまちづくり支援事業」で、西條酒造前の道路の電柱が取り外されて、すっきりした風景になっていました。地蔵の辻→常の辻→問屋場跡→三日市宿→三日市駅前に到着したときは、20分ほど余裕があり、八里程標まで周り、駅前で締めのガイドが行なわれ、5分前に終了となりました。
私が反省点で申しあげたのは、烏帽子神社で、人数の確認をしなかったことと、里山を持っており、檜皮葺きの話をしてほしかったこと、三日市宿で時間があったので、大正時代に造られた南海電鉄のレンガ積みは文化財だと話してほしかった、ということでした。食事後、中島さんは12時20分~2時間の予定で、三日市~復路の研修が行なわれました。提案した内容を追加して説明されたのは素晴らしいと思いました。
あまりにマニュアルすべてを話そうとされて、長野神社に着いたときは、2時20分で時間オーバーとなっていました。
最後に、お客さんに背を向けての説明があったので、修正するようにお願いしました。皆さんからは、マニュアルに忠実によく勉強されていて、独立してガイドで実践を積んでもらうようにと話されていました。指導班長は「お二人のガイドは素晴らしく、自信を持って、今後実践に努めてほしい」と結ばれました。
Written by マロンさん