みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2013年02月15日
ありがとう綿の里親さん
2月9日~3月10日まで、ふるさと歴史学習館でくろまろ館企画展示「ありがとう綿の里親さん」が開催されています。くろまろ館では、平成24年5月「綿の里親プロジェクト」が発足して、約50名の方がプロジェクトに参加し、綿を育てていただきました。多くの方が参加して河内木綿の魅力を広めることができました。品種はアジア綿で、河内長野で江戸~大正時代にたくさん作られていました。八十八夜の5月初旬に、日当たりが良く、水はけの良いところに種をまいて、毎日水撒きと虫退治等、日々の世話を焼いて、9月に綿が吹き始めます。里親の皆さんから持ち込んでいただいた、木綿の綿は約12kgとなりました。出来た綿を11月には、市内の川上小学校3年生・西中学校1年生が、「昔の暮らし」体験で、綿繰り体験をしてもらいました。地元で作られた綿に触れることで、かつての河内長野の人々の営みを、より身近に感じてもらえました。綿繰り機とは、綿から種を取る専門の道具です。綿には、たくさんの種が入っており、手で取るのは難しいので、綿繰り機で取ります。
今回の特別企画で「ありがとう綿の里親さん」ということで、「綿の里親プロジェクト2012」を開催しています。来年度も綿の里親を募集する予定です。更に今後は糸紡ぎなどの綿の活用まで幅を広げていくように考えています。
ふるさと歴史学習館へは、花の文化園の北側5分ぐらいのところです。三日市町駅からは、高野街道を烏帽子形神社方面へ歩いて、国の指定史跡となった烏帽子形城跡の北側の和泉道の寄ヶ峠を越えて、ハイキングで45分の距離です。
Written by マロンさん
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Update: 2013年02月15日
講座「平成の世相を斬る」
2月5日に行われたモックルいきいき大学の講座は、毎日新聞の客員論説委員の八木亜夫先生の「平成の世相を斬る」でした。
「昨年の後半から今年にかけて、世界各国で政権の交代が起きています。21世紀の10年間にかんすんでいた地球の姿が変わる予感がします。フランスの大統領が交代して、アメリカでは、オバマ大統領が再選されました。中国では、あれだけ人口の多い国なのに、共産党の一党独裁体制です。韓国は大統領に女性が就きました。日本の政治家とは違う環境で育ちました。血の涙を流した経験をもたれている、すさまじい人生を生きてきた人です。
日本では新しい政権になり、景気の回復が見込まれますが、今後の予想を的確に読むことはできません。安倍首相が政権に就いた途端、円安が起き、株価が上がってきました。安倍さんが指を振ると株高になったというのは、偶然の出来事だと言われています。
技術の進歩では、最近私もスマートフォンを持っています。いくつかの種類があることをご存知ですか。1つに、携帯電話があり、これは古い電話機能のものです。次にスマートフォンというのは、携帯電話にパソコン機能があるものです。3つ目は、タブレットというもので、例えばアイパッドがあります。最後にパソコンがあります。以上の4種類のものがあります。今は、歩きながら使えるスマートフォンが最先端です。昔は新聞や本を読んでいましたが、ほとんど使われなくなりました。新しいニュースも観ることが出来るようになりました。
それを使っての選挙予想はあてにならないことがおきました。今回の衆議院選挙で、嘉田さんの未来の党が、世論調査で、自民党についで第2位の予想でしたが、予想があてにならないことが判明して、嘉田さんは哀れでした。今年も7月の参議院選挙に向けて、世の中の変わり方が激しいことを感じてください」と結ばれました。
Written by マロンさん
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Update: 2013年02月15日
錦織公園の梅の里での「寒梅会」下見
2月16日に行なわれる「友達の輪」の2月例会が、錦織公園の寒梅会と決まったので、2月9日、下見に藤田幹事と出かけました。金剛駅に9時45分に集まって、錦織公園へ向かいました。10時30分に西側の入口に到着しました。その後、園内を散策して梅の里へ向かいました。
錦織公園は、羽曳野丘陵の南端に位置する、その面影を残した起伏にとんだ地形を保持し、「豊かな緑の中で自然とのふれあいの場」として、親しみ、楽しめる公園として造られました。東から南へ、二上山・大和葛城山・金剛山・岩湧山・和泉葛城山の雄大なパノラマを望むことができます。東側には堂ノ山古墳があり、一辺が10mの方墳で石室が南北方向に2基並んでいます。同一墳丘内に石室を2基持つ古墳は珍しく、朝鮮半島の影響を受けたものだそうです。
パンフレットでは、豊かな自然環境が残っている羽曳野丘陵にあり、園内には河内地方に広がっていた里山の風景を再現した「河内の里」や、子どもたちに人気の大型遊具がある「やんちゃの里」「水辺の里」があります。また、大阪みどりの百選にも選ばれていて、「梅の里」「桜木の里」「つつじの丘」など四季の移ろいを肌で体感できる散策路も充実しています。その他、自然や年行事をテーマにしたイベントを「里の家」や「山の家」で毎月開催するなど、来園者の皆さんに楽しんでいただいてます。
今回の梅の里は、面積が約8000㎡あり、25品種の約500本が植えられていて、品種によって、花の形、花の色、開花時期が異なります。今回の下見では、冬至梅(白)・鹿児島紅(赤)・八重寒紅(赤)が、蕾と少し花が咲いていました。下見であり、そのまま南出口から45分ぐらいで、千代田駅まで歩きました。
Written by マロンさん