みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2013年02月21日
「平成の時代に求められる宗教の可能性」講座
2月13日、上智大学グリーフケア研究所の大河内大博先生による講座「平成の時代に求められる宗教の可能性」があり、宗教をテーマにした話でした。
「私は大阪にある浄土宗のお寺の長男として生まれました。本日は、宗教者の位置づけについて話してみたいと思います。平成の時代は苦難の時代です。憲法20条第3項に、公の場からの宗教の排除が書かれていて、また他の宗教を批判することも禁じられています。現在の学生は、宗教について学んでこず、その結果、大学に入って、甘い話で、オカルト宗教へ入会してしまう人がいます。
仏教は葬式、キリスト教は結婚式、正月は神社へ参詣のイメージが定着しています。
平成23年3月に地震が起こり、3年目を迎えようとしています。自分の生き方を変えないといけないと考える人が増えています。2万人を超える死者・行方不明者を出した中で、多くの被災者の声を聴いてきました。宗教者が、鎮魂・祈り・弔いを目的として、活動を続けてきました。遺族の方々、一人ひとりに祈りが届くように、動く宗教者が多くおられました。苦しむ人々と寄り添う活動として、宗教が社会へ出てきました。
苦しいときの相談相手は、周りの人々が主となり、宗教者があてにされなくなっているのが現状です。
最終期まで自分らしく生きるための自己決定する力は、「お任せする力」「物語を生きる力」と言うことです。過去の人生を振り返り、現在の私を見つめて、未来の自分にゆだねるための「語り」をともにする「命」のパートナーとして、宗教者が必要だと思います」と結ばれました。宗教者が外に出て、宗派を越えて、語りのパートナーとして、活動される時代となりました。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2013年02月21日
錦織公園での寒梅会
2月16日、金剛駅に11時30分に集合して、錦織公園での寒梅会が始まりました。前日の雪交じりの雨天が見違えるように快晴となり、ハイキング日和でした。普段の行いが良いと皆さんご機嫌でした。幹事は11時過ぎに駅前に集合して、皆さんの到着を待ちました。
大阪の各地から男性10名、女性9名の19名が、定刻までに到着されました。駅前を11時半に出発して、錦織公園の北口へ向かいました。数日前に下見をしましたが、私が道を間違えてしまいました。
12時半に梅園に到着して、東屋付近で、昼食の準備を行いました。梅は前日までの寒さで、下見のときから少し花が咲いたぐらいで、まだ蕾の状態でした。
本日は寒梅会の幹事として、河内長野の銘酒天野酒を飲んでもらおうと、西條酒造へ朝のうちに寄って「槽場かくし酒(吟醸)」を購入して持参しました。食事前にコップに分けて、皆さんに飲んでもらい、経歴を説明しました。飲まれた方はおいしい、買って帰りたいとの話でした。辻本さんが手づくりされた汁蕎麦も好評で、後でレシピを教えてほしいとの声が上がっていました。締めには、温かいコーヒーも持参されていました。
13時半まで、車座で食事とお酒で話が弾みました。その後、滝谷不動駅の近くにある「季節料理たかはし」さんで、慰労会が行われました。辻本さんが事前調査して、予算に合った安価な場所を探してくれました。オードブルとビールで乾杯して、グループ毎に話し合いが行われました。流石に孫の話や、ボランティアの話、病気の話など普段、人に相談ができない話が、仲間内で賑やかに話されました。辻本さんは以前行かれたネパールの紀行文を写真入りで製本され、皆さんが読まれていました。昼食後の宴会でしたので、余ったものは持ち帰れるように、お店のかたが配慮していただきました。その後、滝谷不動にお参りする人と、帰る人に分かれて解散しました。
Written by マロンさん