みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2013年01月23日
1月20日の狭山池博物館の1日
狭山池博物館の20日は快晴で、狭山池周辺では、ハーフマラソン大会が行われて、人出がありました。朝一番にフェイスブックの友達の山森さんが、五条市から自家用車で訪ねてこられました。初めての訪問で、1時間かけて館内を紹介しました。山森さんの感想は『以前何となく見ていた狭山池に、1400年という歴史があり、人が暮らしていく中で、治水がいかに大切で、多くの人たちの英知と努力が注がれていたことを知り、感動しました。また竹村さんに河内木綿の歴史を教わり、体験し、現在に至る道のりにおいて、人間がいかにその文化を創り、伝承してきたかの重さを感じました。また機会があればお会いしたいと思います』と話されました。
その後、韓国からの女子学生の方が、カメラ片手に来られて、熱心に入口付近の滝の様子を写されていたので、片言の英語で堤体の説明と写真ポイントへ案内しました。彼女は、音声ガイドを借りられていたので、説明は不要でした。話では安藤建築のファンで、3回目の来日とのことでした。最後に河内木綿の糸繰りを熱心に写真に撮られていました。その後、機織りに挑戦されて、機織り機と格闘されていました。日韓交流ができました。
午後は「出土品から見た機織の歴史」の講演会が、大阪府文化財センターの黒須亜希子さんんによって行なわれました。たくさんの受講者が各地から集まってこられました。
和泉市からハイキングに来られた女性4人組がガイドを依頼されたので、案内しました。初めての見学で内容の深さに驚かれて喜んでいただきました。
その後、堺観光ボランティア協会さんが依頼されていた「花紀行」の皆さんのガイドが行なわれ、28名の方が参加されました。館のガイド3人で、3つの班に分かれてガイドを行いました。最初に出発した私の班は、狭山池博物館は初めての見学の方ばかりで、熱心に質問されたり、聞いていただけてうれしいお客さんでした。
Written by マロンさん