みんなの広場

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Update: 2013年01月29日
2013年花フェスタ3(滝畑ダムの紹介と磨崖仏の紙芝居)
1月24日~27日まで、花フェスタ3が、ラブリーホール(河内長野市立文化会館)で開催されました。
主催の河内長野市文化連盟は、昭和30年に広く文化の創造と振興、市民の文化意識の高揚に努めることを目的に結成され、現在では、河内長野市文化祭、古典芸能「文楽」の開催、次世代に文化を繋ぐ「夏休み子ども体験教室」の実施、花フェスタの企画・演出・制作など、市やラブリーホールと協働しながら、市民の文化活動の中心となって活動しています。
1月27日ガイド倶楽部の滝畑班は、滝畑ダム事務所のブースのお手伝いと、河南町の観念寺の宮本住職が作られた「滝畑に磨崖仏あり」の紙芝居の実演を担当しました。
大ホールでの「河内長野ミュージパークネット」の会場では、スタンプラリーが行われました。「ミュージパークネット」とは、文化や健康をテーマとするミュージアムやテーマパークのネットワークであり、世代を超えた人たちに、心豊かで健康的に過ごすための情報を提供するものです。
日曜日の朝からの人出は少なかったのですが、10時からの第1回目の紙芝居には、子どもさんを含めて26名が参加されました。津野さんが担当されました。ひまわりおばさんの手づくりの折り紙のコマを配り、子どもさんたちに喜ばれました。午後は13時から子どもさんを対象に文字合わせが大ホールで始まったので、時間を30分ずらして始めました。紙芝居を大ホールの正面入口の階段で行なったので、参加者の集まりを心配しましたが、18名の方に参加してもらえました。ひまわりおばさんの上手な実演で、皆さんが楽しまれました。最後の実演は、大ホールで100人の合唱が終わる15時からを予定して、合唱を聴かれた方の帰りを狙いました。大人の方だけ16名が集まって、国田さんの実演を聞いていただきました。滝畑には行くが、磨崖仏は見えにくいので、今まで知らなかったことが分かったと好評でした。
Written by マロンさん
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Update: 2013年01月28日
特別パネル展「『ふるさと文化財の森』ってなに」
1月24日に、高野街道班の会議があり、河内長野市役所へ行ってきました。1階の展示ブースで特別パネル展「『ふるさと文化財の森』ってなに」が行われていました。「ふるさと文化財の森」というのは、文化財建築物の保存・修理に必要な植物性資材(木材・檜皮・茅・漆等)の確保を目的とする供給地「ふるさと文化財の森」を設定して、安定供給を図るとともに、資材を活用する技能者の育成及び文化財保護の精神を深めることを目的としているそうです。
その目的を推進する研修及び普及啓発するための施設として、全国に6ヵ所の「ふるさと文化財の森センター」が整備されています。河内長野市では、全国に先駆けて、平成12年に河内長野市文化財保護条例で「選定保存地域」を制定し、植物性資材の保護に努めています。
「河内長野市立滝畑ふるさと文化財の森センター」は、岩湧山の茅、千石谷の檜皮等の文化財修復資材の供給・保全・育成と技能者の養成研修等の普及啓発活用や生涯学習の場として、また、旧滝畑民族資料館の機能を併せ持つ施設として、平成19年5月に新たに開館しました。
古来の茅場として、奈良の曽爾高原、兵庫の砥峰高原と並び関西を代表する、大阪府河内長野市の岩湧山。山頂付近一面の広々としたススキ草原とそこからの眺望、訪れるだけでも価値のある場所です。そこで、代々茅場を守ってきた地元の方々から指導を受けての茅刈り体験のイベントが、標高897.7mの岩湧山頂で行われます。2月10日と3月3日の2回、茅刈りの体験作業者を先着40名で募集します。申込み先は、河内長野市立滝畑ふるさと文化財の森センター(電話:0721-63-0201)までお願いします。対象は高校生以上です。
滝畑の茅は、秋にススキの穂が花を咲かせて、古くから山麓の民家の屋根葺き材として使われてきました。
Written by マロンさん
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Update: 2013年01月28日
花の文化園「滝畑の木と花」の勉強会
2013年1月18日、花の文化園で学芸員の本田さんによる「滝畑ダム周辺の植物について」と題した講演会が行われました。参加者は滝畑班の木下班長以下11名です。今回の研修は「お話しのネタになりそうな植物」ということで行われました。
「自分は、きれいな訳の分かる花ではなく、気持ち悪い・匂いがきついなどの個性豊かな植物が好きな人間です。本日は、特に変わった性質を持った花の話をしたいと思うので、よろしくお願いします」とのことでした。
「事前に木下・津野さんと講座の下打ち合わせで、滝畑ダムの周辺まで行き、歩いて見てきたものを中心に話してみたいと思います。滝畑の滝畑ダム周辺にはざっと100種以上の植物がありました。本日はその中で興味を引いたものを選んでみました。最近は植物の分類の「科」が変わっています。従来、植物の分類のグループ分けができていましたが、最近DNAによる分析で、「科」が変更されたものが出ています」とのことでした。
1.名前に関するネタ。では6種類 2.今まで間違っていた。では4種類 3.こんなことに使えます。では4種類 4.植物たちの工夫。では6種類 5.動物との不思議な繋がり。では3種類 6.雑学中の雑学。では5種類 の紹介がありました。
私が興味を引いたのは、マムシグサで、雌雄の交代と構造の話でした。土地がやせて、栄養を溜めるときは雄株で、花は花粉がたくさん動物に付くようになっており、花の下に動物が逃げ出す穴があります。栄養が溜まると雌株になり、花の下は動物が逃げられないようになり、受粉して動物も食べるそうです。
また、ホウノキ・サクラ・セイタカアワダチソウは化学兵器を持っており、他の樹木が生えないように、枯れ葉に毒を仕込んでいるそうです。
出来れば、花が咲いたり、種が出来たころに、もう一度、現物を確認に行きたいと思います。
Written by マロンさん
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Update: 2013年01月24日
シモバシラの木
1月18日に、河内長野市高向にある府立「花の文化園」へ行きました。学芸員の本田さんが、現在珍しいものが見られると話していただきました。「シモバシラ」という木で、シソ科の植物で、真冬の寒いときに見られる現象だそうです。本日は寒さが足りなく、見られないかもしれないと話されて、展示用のパンフレットを見せてもらいました。内容は「『シモバシラ』は、真冬に素晴らしい芸術を見せてくれる植物です。晩秋になると葉が落ち、枯れた茎だけが残ります。よく冷えた冬の朝には根元に、薄い板状の結晶ができ、幻想的な姿を見せてくれます。これは根が地中から吸い上げた水を立ち枯れた茎に送り続けているために起きる現象で、茎まで押し上げられた水は、低温になって凍りついて茎に裂け目が入ります。さらに根は水を上げ続けているので、この裂け目から氷が押し出されます。押し上げられた水も、同様に凍りつき、また押し出されます。これを繰り返すことで、氷の結晶が、薄い板状に育っていきます。よく冷えた朝に『シモバシラ』を見に来てください」と話されていました。パンフレットには、「天使の羽のような氷の結晶に出合えるかもしれません」と書かれていました。
2月下旬までの特に冷え込んだ日の午前中が見られるチャンスだそうです。初秋には白い可憐な花を咲かせます。
この話は、2013年1月6日号の読売新聞に紹介されたそうです。
Written by マロンさん
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Update: 2013年01月23日
1月20日の狭山池博物館の1日
狭山池博物館の20日は快晴で、狭山池周辺では、ハーフマラソン大会が行われて、人出がありました。朝一番にフェイスブックの友達の山森さんが、五条市から自家用車で訪ねてこられました。初めての訪問で、1時間かけて館内を紹介しました。山森さんの感想は『以前何となく見ていた狭山池に、1400年という歴史があり、人が暮らしていく中で、治水がいかに大切で、多くの人たちの英知と努力が注がれていたことを知り、感動しました。また竹村さんに河内木綿の歴史を教わり、体験し、現在に至る道のりにおいて、人間がいかにその文化を創り、伝承してきたかの重さを感じました。また機会があればお会いしたいと思います』と話されました。
その後、韓国からの女子学生の方が、カメラ片手に来られて、熱心に入口付近の滝の様子を写されていたので、片言の英語で堤体の説明と写真ポイントへ案内しました。彼女は、音声ガイドを借りられていたので、説明は不要でした。話では安藤建築のファンで、3回目の来日とのことでした。最後に河内木綿の糸繰りを熱心に写真に撮られていました。その後、機織りに挑戦されて、機織り機と格闘されていました。日韓交流ができました。
午後は「出土品から見た機織の歴史」の講演会が、大阪府文化財センターの黒須亜希子さんんによって行なわれました。たくさんの受講者が各地から集まってこられました。
和泉市からハイキングに来られた女性4人組がガイドを依頼されたので、案内しました。初めての見学で内容の深さに驚かれて喜んでいただきました。
その後、堺観光ボランティア協会さんが依頼されていた「花紀行」の皆さんのガイドが行なわれ、28名の方が参加されました。館のガイド3人で、3つの班に分かれてガイドを行いました。最初に出発した私の班は、狭山池博物館は初めての見学の方ばかりで、熱心に質問されたり、聞いていただけてうれしいお客さんでした。
Written by マロンさん
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Update: 2013年01月22日
講座「歴史が語る災害と復興」
毎年、2月~3月にかけて平野区画整理会館で「住民大学講座」があります。
結構、専門的ですが費用は安いです。
今年も、考古学からみた「歴史が語る災害と復興」などの内容です。
関心があるので参加する予定です。紹介します。
Written by ユーミン
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Update: 2013年01月22日
伝統野菜「田邊大根」
大阪府内にはいろいろな伝統野菜が注目・再認識されて各地でイベントなども盛んです。
大阪市東住吉区田辺には「田邊大根」があります。
「田邊大根」は東住吉区田辺地区周辺の伝統野菜で、江戸時代の天保7年の『名物名産略記』にも登場します。青首大根とはまったく異なり、ずんぐりとして先端が少しふくらみ加減、白首で肉質はち密で、やわらかく甘味が強い。葉裏に毛がないため、葉も美味しく食べられるのも特長です。
1月20日(日)、HOPE事業紹介や大根の即売なども行われ「田邊大根風呂」も楽しめて、都会のなかでの癒しを満喫できました。
〇「展示」田邊のまちなみ魅力DVD、まちなみ修景ビフォーアフター、HOPE事業紹介など
〇「田邊大根即売会」
〇「田辺大根ランチ」和・洋・中・インド料理、スイーツやお好み焼きなどを会場周辺で味わう。
〇「田邊大根風呂」御堂筋線西田辺駅スグの風呂屋。
Written by ユーミン
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Update: 2013年01月22日
花フェスタⅢ「花をテーマにした様々なジャンルの公募作品展」
1月24日~27日まで、ラブリーホールで花フェスタⅢが開催されます。会場はラブリーホール(河内長野市立文化会館)です。
かわちながの観光ボランティア倶楽部の滝畑班は、滝畑ダム管理事務所さんからの依頼で、26、27日に行なわれる「河内長野ミュージックネット展」で協力します。
担当内容は、滝畑・滝畑ダムの案内の解説と紙芝居の上演です。当日は滝畑ダムの四季写真展示と紙芝居「滝畑に磨崖仏あり」を11時、13時、15時の3回実演します。紙芝居の「滝畑に磨崖仏あり」は、平成23年にお会いした、河南町にある観念寺の宮本住職に平成24年1月に作成していただき、実演のご了解をもらい、実施してきたものです。ご住職は「お寺の出前」というブログをお持ちで、宗派を超えて幅広いジャンルで、紙芝居(120本以上)を作られて、依頼があれば各地へ出かけられて、実演されています。ガイド倶楽部では、滝畑のイベントのときに、紙芝居を持参して実演を続けてきました。特に滝畑ダムの堤下での現物を見ながらの公開は好評です。
私は27日に参加予定です。
他に会場では、天空に舞う書、お茶会、ギャラリーいっぱい小学生大書初め展等が行なわれます。時間帯は10時~17時までです。
Written by マロンさん
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Update: 2013年01月22日
『ネット社会の付き合い方』の講座
1月16日に、平成24年度「後期のモックルいきいき講座」が行われて、第1回目は「ネット社会の付き合い方」を北野隆先生からお聞きしました。最新のコンピュータとの付き合い方の話で、正しい情報の見分け方から始まりました。
「情報リテラシーについて話してみます。正しいことと間違っていることを見間違えることを言います。インターネットが騒がれ出したのは、20数年前のことで、当時の通信速度は、現在の1/100でした。インターネットが企業の情報を見ているものでした。ネットをしたいという要望は、世の中の情報まで、広がっていると思います。その中のインターネットで何ができるかということです」と話されました。
その後、1ポータルサイト、2検索エンジン、3SNS(Mixi、Facebook:個人情報の漏洩)、4ネット百科事典Wikipedia、5Yahoo知恵袋(個人の意見と事実のギャップ)、62チャンネル(ネット住人)、7予告・In(告発サイト)、8インターネットバンキング、9ネットカフェ(キーロガー)、10ワンタイムデビット(デビット形式のクレジットカード)、11ネットストア(Amazon)、12ネット保険、13アフィリエイト、14動画サイト、15ネットオークション、16口コミサイトの16項目を取り上げて話が進みました。現在の状況の詳細が分かりやすく説明していただけました。特に検索エンジンでは、正しい情報の入手方法が勉強できました。各検索サイトの投稿が、個人の見解で偏ることも理解できました。最近のネットストアやネットオークションの傾向も教えてもらえました。
本日の結論としては、○常に話半分で聞く姿勢が必要です、○ネットで作られた情報から、有効な内容を選別する力を養うことが必要です、○うまい話はないという基本を忘れないことが必要です、○情報リテラシーについて認識を高めましょう、でした。
Written by マロンさん
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Update: 2013年01月21日
豊能町高山のとんど焼き
 昔ながらの村の伝統行事。数メートルもある竹を組み、その間に正月の飾り物を収めて、皆で「エイヤア」と掛け声とともに立てる。高すぎて風でふらりと揺れているようにも見える。5時のサイレンを合図に点火。
 その後、三方を男たちで支えているのが、何とも勇ましい。最後は今年の恵方に倒して無事終了。
 他でも同じようなことが行われていると聞くが、この地でも少なくなった若者が戻ってくる願いを込めて、年寄り達ががんばっている。
Written by tonton