みんなの広場

学芸員の投稿
Update: 2012年12月21日
御堂筋イルミネーション
大阪の冬の風物詩となった御堂筋イルミネーションは、大阪のシンボルである御堂筋のイチョウをイルミネーションで装飾することにより美しい景観を創出し人々をひきつける賑わいをつくっています。
最近では、OSAKA光のルネサンスと一体化し、車道中央2列のイチョウの幹を強調した「光の列柱」や、枝に光の星屑をちりばめた「星屑イルミ」を配置し、御堂筋の長い見通しの景観を活かしながら一段と華やかさが増すデザインになっています。
また、エリアごとにまとまった色調にもなっています。
配置デザインの工夫により、LEDの球数を昨年度よりも20%削減して約88万球になったそうです。
Written by ユーミン
学芸員の投稿
Update: 2012年12月21日
こまーしゃる・あーと(明治・大正時代の広告展)
河内長野市立ふるさと歴史学習館でくろまろ館企画展示「こまーしゃる・あーと」展が1月27日まで開催されています。
商業美術の歴史は、その昔、商品を棚に並べたことから商店のことを「棚」と呼ぶようになりました。時代劇でよく耳にする「おたな」は商店のことです。また、商品を並べ“見せる”ところを「見世」、すなわち「店」になったと言われています。店の中で何を売っているのかを示すために、掲げられるようになったのが「看板」や「暖簾」です。それらは文字だけではなく、誰にでも分かるように、商品の絵や店名を表す目印が入れられるようになりました。さらに、商品を売るために、店名や取扱商品の宣伝をするようになりました。今のチラシのような「引き札」、「絵ビラ」と呼ばれた印刷物を配るようになったのです。これらの広告は、商品流通から活発になり、経済が発展するとともに、より分かりやすく、多くの人々の注目を集めるものが求められるようになっていきました。
展示では、引き札に関する説明がありました。また、広告に関する色々なものも展示されていました。
学習館の高田さんのお話では、入口にある3枚の展示物が面白いとのことでした。
○ 高野山全図(大正6年)印刷は田村豊盛堂が行い、販売は珠数屋四郎兵衛が行ったものです。高野山の案内図のようなものです。
○ 大阪御霊文楽座番付(明治40年)発行人は上島英行さんで、印刷人が矢島弥一郎さんです。発行所は、美聲社で、広告にサッポロビール・エビスビール・アサヒビール・東京ビール・中将湯(津村順天堂:現ツムラ)や浅田飴・仁丹という現在も続いているメーカー名がありました。
○ 大阪毎日新聞(明治36年1月1日の付録)大阪で第5回内国勧業博覧会が開催されたときのもので、右端には大阪市内の地図が掲載されています。博覧会の会場や名所、関西鉄道(現JR西日本)の湊町・桜ノ宮・天王寺等の駅名が読み取れます。
Written by マロンさん
学芸員の投稿
Update: 2012年12月21日
12月の観光案内所のディスプレイ
「1年は早いもので、いつの間にかもう年の暮れとなりました。初雪もすぐそこに到来。本格的な冬支度の季節です。12月はクリスマスを全面的に演出しています。イベント紹介は、『寺が池公園のイルミネーションを案内所から発信します』です」と、観光案内所ディスプレイ担当のカサブランカさんのコメントです。「冬の花のイメージは、クリスマスをイメージして、赤・白・緑の3色を基調にしています。花のリースも添えました。河内木綿の綿の木のオブジェに、松ぼっくりを並べました」
一番上の書には、童謡が書かれています。「お正月♪」「もういくつ寝るとお正月 お正月には凧あげて…」と懐かしい童謡です。写真の展示のメインテーマは「師走到来」で、サブテーマは「寺が池公園のイルミネーション」として、イルミネーションの写真が8枚展示されています。今年は歓心寺でも、11月30日~12月2日までライトアップが行われていました。寺が池公園のイルミネーションは、12月25日の午後5時~9時まで行われています。また、河内長野市立文化会館(ラブリーホール)でも、ウィンターイルミネーションが1月16日の午後5時~10時まで行われています。
イルミネーションカフェは、1月10日~12日の午後6時30分~8時30分まで行われ、ジャズなどの生演奏が行われます。市内でもイベントが目白押しです。
右端には、河内長野市の「河内木綿の型紙展」の木綿の紹介ポスターが貼られていました。右端の下の台の上には、大野さんのお母様手づくりの人形が飾られて「寒い夜を散歩している少年」という題がついていました。何とも可愛らしいお人形です。
Written by マロンさん
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Update: 2012年12月21日
ガイド倶楽部8期生の研修に参加
12月10日に、かわちながの観光ボランティア倶楽部の高野街道班8期生の研修が行われたので、参加しました。朝から曇っていて、肌寒い一日になりそうだと思いました。金剛山は7時の時点で6cmの積雪でした。
8期生が2名と先生役の7期生2名、指導教官の竹内氏が参加しました。三日市駅前を9時半に出発して、一路、高野街道を紀見峠へ向かって歩を進めました。
三日市駅前では三日市遺跡と三日市北遺跡の2つがあります。弥生時代中期の遺跡は、150mの高地にあり、交易で栄えた特殊な遺跡であることを理解してもらいました。諸瀬では「諸瀬のアサリ水」を見てもらいました。
八里の里程標を過ぎると、道が国道に取り囲まれて、新町橋付近までは、交通に注意して進み、虫喰石や炭酸泉の噴出場所を探検しました。一国一宇庚申堂では、新人の方も色々なことを勉強されていました。
石仏村に久しぶりに訪れたら、古い民家が壊されていて、残念に思いました。
南天の道に入り、木立の中をゆっくり探索しました。薬師寺で休息し、御所の辻へ出て、千早口駅前で昼食場所を探しました。気温が下がってきて、どこか屋根のあるところを探しました。千早口駅前の駐車場跡地に「大地の里 友邦」というおふくろの味の店がありましたが、あいにく、10日はお休みでした(月・火曜日がお休み)。季節の野菜や花などの販売と、かまどで炊いたふっくらとしたご飯と手づくりのお惣菜がついた友邦定食が500円で提供されているそうです。事前に確認され出かけてください。電話は0721-21-1049です。
今回の参加者が、以前訪れてよかったので、昼食場所として案内してくれました。しかし、当日はお休みだったので、近くの材木工場の庭先をお借りして昼食をとりました。皆さんは、午後の研修に出発されたのですが、寒さで体調が悪かったので、リタイアして帰りました。
Written by マロンさん