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福聚山慈眼寺〔通称〕野崎観音(ふくじゅさんじげんじ)
野崎観音は、天平勝宝年間頃、行基が本尊である十一面観音を刻み安置したことにより始まったと伝えられています。その後、一時荒廃していたものを平安時代、摂津江口の長者(江口の君)が難病治癒の御礼に現在の地に移し再興したと言われています。
江戸時代には、大阪町人や近郊の農民たちの間で行楽を兼ねた社寺詣でが盛んになり、眺めも良く大阪からだと日帰りできることもあり野崎観音は人気を集め、「近在遠郷の参拝者ひきもきらず」という程の盛況を見せました。
「お染久松」悲恋物語として近松半二の人形浄瑠璃「新版歌祭文」や、東海林太郎が歌った「野崎小唄」等の作品の舞台としても登場します。 -
寝屋古墳(ねやこふん)
大阪府営寝屋川公園内にある、横穴式石室をもつ古墳です。打上川右岸の南東に傾斜する斜面に立地し、南向き(谷側)に開口する横穴式石室を主体部とします。調査によって、直径約22m、高さ約5mの円墳であることが判明しました。現状では長さ5.5m、奥壁幅2.5m の規模です。横穴式石室を復元すると、全長10m前後に復元できます。全長10mを超える横穴式石室は府内でも数少なく、北河内では最大規模になります。6世紀末から7世紀初めに築造され、古墳の被葬者は広範な地域を治めた有力な豪族と推測されます。
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高宮廃寺跡(たかみやはいじあと)
高宮廃寺跡は、寝屋川市高宮に所在し、生駒山系の西麓香里丘陵の南端に位置しています。白鳳時代(7世紀後半)に創建され、奈良時代にかけて営まれたあと一時廃絶しました。その後、中世に再建されて室町時代に至る間法灯がともされた、北河内屈指の寺院跡です。寺域内に延喜式内社大杜御祖神社があり、近くには延喜式内社高宮神社があります。同じ郷に二つの式内社があることは大変珍しいといえます。高宮廃寺は、古代北河内地方における初期寺院の展開と、地方豪族による氏寺経営のあり方をうかがう上で重要な遺跡です。
なお、当廃寺跡は昭和55(1980)年5月13日に国の史跡指定を受けました。 -
石宝殿古墳(いしのほうでんこふん)
寝屋川市東端の打上にある北河内唯一の古墳時代終末期に属する古墳です。
古墳は生駒山地から派生する丘陵の南斜面に築かれていて、現状は巨大な横口式石槨が露出しています。横口式石槨は2石を組み合わせたもので、上面を平坦に加工した底石(下石)の上に、直径3m 、高さ1.5mで埋葬部分をくり抜いた蓋石を重ねています。
こうした形式の古墳は非常に少なく、貴重な存在で、昭和48年5月10日に国の史跡に指定されています。
同じような構造の横口式石槨をもつ古墳は、奈良県斑鳩町御坊山3号墳、明日香村鬼の爼(まないた) ・雪隠(せっちん)しかなく、きわめて特異な形状といえ、貴重なものです。 -
成田山不動尊(なりたさんふどうそん)
寝屋川市にある成田山不動尊は、千葉県成田市にある成田山新勝寺の大阪別院として昭和9年(1934年)に創建され、自動車の普及とともに交通安全の「お不動尊」として親しまれています。一度に100台の車を祈祷できる日本で初めての専用祈祷殿があり、祈祷殿の目の前に車を停めて祈祷を受けられます。年間20万台もの車が祈祷を受けるとのことです。
節分祭も有名で、NHK朝ドラのヒロインなど多くの芸能人が豆まきに参加することから、市内外から多くの人が訪れ、紙袋などを広げた参拝客が豆を受止める風景が見られます。 -
淀川河川公園と茨田堤の碑(よどがわかせんこうえんとまんだのつつみのひ)
淀川河川公園は、一級河川淀川の河川敷を利用して整備され、野球場やテニスコートなどの各種スポーツ施設を利用する人や淀川を眺めながら散歩を楽しむ人など、休日にはそれぞれの楽しみ方でみんなの憩いの場となっています。
また、淀川河川公園(太間地区)を見下ろす堤防には、茨田堤の碑があります。茨田の堤は、仁徳天皇の時代に行われた日本最初の河川築堤工事といわれています。 -
萱島神社のくすのきと共存する駅(かやしまじんじゃのくすのきときょうぞんするえき)
京阪電鉄萱島駅には、高架ホーム下にある萱島神社の御神木で、御樹齢700年ともいわれるクスノキがホームとその屋根を突き抜けて伸びているという、全国に例を見ない景観があります。大楠の生い茂る緑は、ホームで電車を待つ乗客を癒し、夏に涼しげな木陰まで提供してくれます。昭和47年11月,輸送力増強のため着工した土居,寝屋川信号間高架複々線の建設の際、地元の皆さんのクスノキに寄せる尊崇の念にお応えし、新しい萱島駅と共に後世に残すことになったそうです。このクスノキは大阪府の「みどりの百選」にも選ばれました。
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香里園ミュージックアートピクニック(こうりえんみゅーじっくあーとぴくにっく)
音楽を通じて地域と交流、コミュニティの創出や町の活性化につながる事業として開催されています。当日は、街全体が音楽に包まれます。
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三井のお弓行事(友呂岐神社)
かつて三井のお弓式は毎年成人の日の前日に、三井氏神社で行なわれていました。昔は、村役や有力者の子弟が紋付・かみしも姿で弓を引きましたが、現在では地元から選ばれた新成人の若者2人が引くようになっています。
弓は交互に2本ずつ3回、計12本の矢を射ます。12本の矢は1年を意味し、矢の当たり具合で天候と豊凶を占います。
明治時代に三井氏神社が友呂岐神社に合祀されてからは、友呂岐神社で神事を行い、旧三井氏神社跡まで移動して弓を射ます。なお、この行事は、平成19年11月3日に寝屋川市の無形民俗文化財に指定されています。 -
大阪府営 寝屋川公園(おおさかふえい ねやがわこうえん)
生駒山麓の豊かな緑に囲まれた寝屋川公園は、ソフトボール広場2面、テニスコート15面、陸上競技場、野球場などがそろう総合運動公園です。公園が計画されている区域内には、竹林や水田、畑地など、起伏に富んだ地形がそのままに残されているところが多く、ピクニック、どんぐり拾い、ボール遊び、バーベキューなども楽しめます。