みんなの広場

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Update: 2014年03月31日
ITはおまかせパイオニアが語るネット販売の奥義
19日、ミチバタジャパンリミテッド代表取締役道端俊彦さんの講座に参加しました。「布団屋とインターネットを教えています。鈴木明子さんのツイッターを見たら、140文字でつぶやくことが出来る道具ですが、28,000回閲覧がされて、それを広める人もいて、驚くほどの人が、閲覧しています。個人のつぶやきが、大きな動きをした例です。1963年河内長野市で生まれて、祖父・父も河内長野出身で、布団屋を代々やっています。関西大学経済学部を出て、サンリオに入社しましたが、父親が胃がんとなり、1985年から「インテリア装身具道端」を継いでいます。
1994年からインターネット通販を手がけました。通販では楽天・アマゾン・ヤフー等の通販事業者を使って、自社ブランドを立ち上げて、12万人の人々に通販を実施しています。こだわった布団屋として、お客様との信頼関係を築きました。特に寝具は、安心・安全で、アトピーの方についても、商品にこだわりを持ち、注意して販売しています。
アメリカへは3年間行ってました。インターネット関連の有名企業を回って、そこで見たのは、日本人のエンジニアがいないことでした。アプリを開発して、事業を起こそうと考えている外国人が多いですが、日本人はいないので、将来を悲観して勉強の場を学生に提供しようと考えています。」
その後、インターネットの危険性について、また親が子どもの動きを注意することを話されました。
「国土交通省の史料からは、戦後の人口(7199万人)と2050年の人口が(9515万人)と推定されています。また、2004年がピークで12,784万人でした。その後、減少が始まっています。
これが日本の現状で、100年先の世界を輝くものにするため、感謝・感動・感激を、創造する必要があります。道なき場所に道を作りたいと思います。これから厳しい時代に入ってくると思います」と結ばれました。
Written by マロンさん
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Update: 2014年03月26日
西代稲荷大明神の初午祭
 南海高野線の河内長野駅から西へ5~6分のところに西代神社があります。この境内に西代稲荷大明神が祀られており、3月24日の二の午の日に初午祭が行われました。早春の初午は、この地域が寒さの厳しい土地柄であるので旧来から、二の午に初午と称してお祀りが行われてきました。当日は稲荷社の朱塗りの鳥居列に「正一位西代稲荷大明神」の幟が立ち並び、社殿に紅白の鏡餅や海・山・里の供物、氏子からのお供物が沢山供えられています。この鳥居内で神職と氏子総代の人々による祭事が行われました。午後からは初午祭を祝って、境内に建てられた櫓の上から餅まきが行われます。櫓の周りは町内と近隣の老若男女の大勢の参拝者で埋まります。はじめは、櫓の四方に供えられた紅白の鏡餅が、神職により参拝者に撒かれた後、氏子総代の人たちにより餅まきが行われました。撒かれる16斗の紅白の丸餅の内に当たり餅があり、これを拾うと景品と引き換えられます。
 稲荷信仰:稲荷大明神は稲作の守護神で五穀を司る倉稲魂神などの尊称で、翁神とも言います。一般にお稲荷さんと親しまれています。この神使 (みさきがみ)は狐であり、狐が口に銜えたり、尾に巻いている宝珠は、火炎の玉を表しています。稲荷社の赤い鳥居は、火炎を表現したものであります。火は浄火であり、信仰の対象でもあります。狐は昔から神秘的な動物で、春から秋に繁殖する習性が、稲などの農作物の豊作に通じていることから、稲荷が稲霊信仰と結びついて農耕の守護神となったのでしょう。稲の神は一名、御食津神(みけつかみ)ともいい、三狐神(みけつがみ) とも書かれ、狐が稲荷そのものと考えられるようにもなりました。中世以降、工業が興り商業が盛んになると、稲荷信仰は農耕の守護神から殖産神・商業神へと拡大していきました。農村だけでなく、町家・商家から武家社会にまで稲荷が勧請され屋敷神や神棚に祀られるようになりました。
Written by 岩湧太郎
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Update: 2014年03月25日
SANZEN HIROBA
 先日くずはモールが新しくなりました。1972年に初代くずはモールができたとき、樟葉駅周辺は猛烈な開発ラッシュでありました。
 初代くずはモールは蒸気機関車のD51があって、その広場で新人アイドルや若手漫才師などが営業によく来ていました。
 それまで樟葉や牧野の人々は、八幡市志水の東高野街道沿いの八幡銀座商店街が買い物に行かれていたと聞いておりますので、八幡市の商店にとっては、くずはモールの登場は大打撃だったかもしれません。
 くずはモールは2005年に新たに更新され、2014年にさらに増床、一部更新されました。
 その南館1Fには京阪電鉄本線で長らく特急を勤めていた旧3000系が展示されています。その周辺には京阪電鉄に関する様々の展示がなされいます。今たくさんの子供たちが集っています。
 この旧3000系は初代くずはモールができる1年前から本線を走りだした車輌ですが、寝屋川車庫入りのとき、萱島行き区間急行として走るときがあって、競って乗ったものです。懐かしい限りです。
 鉄道模型では当時京阪電鉄は非常に少なく、京橋駅の京阪モールのおもちゃ屋さん(キンダートーイ)の棚にロコモデルのHOゲージの車輌が1975年ごろに並んでいて、何度も見に行ったことを覚えています。
 大阪ミュージアムへの思いは強い私でありますが、それ以上に京阪旧3000系への思いがあり、紹介させて頂きました。
Written by 暇仁
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Update: 2014年03月24日
「中高年ハイキングクラブ」春のウォーク下見
18日、中高年ハイキングの井原さんから南海高野線千代田駅から狭山池博物館へのハイキングの下見のお願いがあり、参加しました。この日は、幹事の熊村・馬場さんも参加されて、タイム測定と観光ポイントの確認が行われました。午前中は雨模様の天候で心配しましたが、ひどい雨にはあいませんでした。
9時30分に千代田駅に集合して、すぐにスタートしました。はじめに、寺が池の堤体を登り、池の東側のコースを取りました。河内長野公園緑化協会の前の庭には、望遠レンズ付きのカメラを担いだ人たちが大勢、シャッターチャンスを待っておられました。お聞きしたら、キレンジャクという渡り鳥を待っているとのことでした。インターネットで検索すると、「連雀は、スズメ目レンジャク科の鳥の総称。日本ではキレンジャク・ヒレンジャクが越冬し、群れで木の実を食べ、混群をなすこともある」とのことで、たくさんこの辺りに飛んでくるようです。
小山田の集落を通り、平成18年に小山田自治会と富田林土木事務所の府民協働で造られた道路を使いました。竹林があり、すばらしいとの皆さんの感想でした。その後、天野街道へ出て、穴地蔵で休息をとりました。堺市の男性3人と遭遇して、お話しを聞いたら、金剛寺から大阪狭山市へ向かい、詩吟の吟行をされるとのことでした。ガイドクラブに先輩がおられるそうです。
大野の集落を出たところの木に、ヤドリギの木の丸い球が見つかりました。
11時30分に陶器山トンネルの上の休息場所で食事を取りました。30分の休息後、一路狭山池博物館へ向かいました。途中の岩室観音院を熊村さんに気に入っていただき、見学を取りたいとのことでした。狭山池博物館では、台湾からの若い女性がおられて、3人をガイドするので一緒に参加したらと話して、参加してもらいました。皆さんで記念撮影をして、紙風船をお土産に別れました。紙芝居も喜んでいただけました。
Written by マロンさん
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Update: 2014年03月24日
狭山池博物館の一日
18日、「中高年ハイキングクラブ」の皆さんと、4月9日に行われる春のウォークの下見を行いました。狭山池博物館では、台湾からの若い女性2人が来られていて、中高年ハイキングの3人をガイドするので、一緒に参加したらと話して、参加してもらいました。日本語は全然分からなかったようですが、雰囲気で言わんとすることが理解してもらえたと思っています。
特別階段を使っての最上階からの展望は、感激してもらえました。その後、河南町観念寺の宮本住職の紙芝居「狭山池の底の石棺」を行って、石棺を理解してもらいました。その後、皆さんで記念撮影をして、紙風船をお土産に別れました。紙芝居も喜んでいただけました。
博物館では、先ほど歩いてきた天野街道の写真展「あまの街道と陶器山の自然」が始まっていました。写真で綴る天野街道で、44枚の写真がロビーの側面に目の高さで飾られていました。3/14~3/30の予定です。
この日は台湾からの75名の団体さんも、その後、お見えになっていました。春になって賑やかになっているようです。
19日の朝日新聞では、国の文化審議会が18日に行われて、狭山池博物館の「狭山池出土木樋(取水施設)」と、東大寺の再建を主導した、僧・重源による改修を伝える「重源狭山池改修碑」等、府内5件の美術工芸品が、国の重要文化財として答申されたことが出ていました。
Written by マロンさん
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Update: 2014年03月20日
「友達の輪」の皆さんで万博公園に行きました。
15日、「友達の輪」の皆さんで、万博公園に出かけました。各地から人が集まるので、今回はモノレールの万博記念公園駅に、10時半の集合でした。定刻には15名が揃い、万博公園の中央口に向かう途中、太陽の塔の反対側にあるホテル阪急エキスポパークホテルのガラス面に、太陽の当がくっきりと写って、はじめは絵が描かれていると思ったのですが、移動したら絵が変わったので、反射しているのだと確信しました。
入口では団体割引(20名~)に合わず、日本庭園入場券(250円)だけ購入しました。この日は幹事さんの考えで、国立民俗学博物館見学が中心であり、一路博物館へ向かいました。博物館は65歳以上であれば割引があり、全員が割引で入場できました。12時までの予定で館内を自由見学し、時間に入口付近で再集合しました。
館内では世界の楽器コーナーがあり、最近、篠笛に興味が出たので、探してみましたが、ほとんどが縦笛形式でした。エジプトの「ナーイ」という楽器は横笛のようでした。
その後、近くのパークカフェで思い思いの食事を取ることにしました。飲食が自由でしたので、持参した日本酒の「槽場の隠し蔵」と坪内さんが持参してくれた焼酎で乾杯して、ゆっくりとした食事タイムが取れました。
チューリップ花壇では、やっと双葉の芽が出ていました。
自然文化園の梅の花をゆっくりと見てまわりました。
万博公園駅前に戻ってきたら、生活誕生館でビンゴゲームとぜんざいの提供があると言われて参加しました。
大阪ガスさんの商品説明とぜんざい作りを体験しました。3時からビンゴゲームが始まり、1等賞をいただきました。ハンド型の掃除機で、良かったのですが、帰って説明書を見たら、始めに24時間充電をすると、連続15分間の運転ができ、普通は12時間の充電が必要とのことでした。すごいものが残されていたと思いますが、何より当たったことが大切だと思いました。
Written by マロンさん
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Update: 2014年03月19日
「さくらの会」滝畑演奏会下見見学
14日、「さくらの会」の篠笛奏者の井上先生と小鼓奏者の清水先生が、滝畑の見学に来られました。ガイド倶楽部からは、渡邊・松本・国田・津野・栗原が対応しました。
12時に到着されて、今回の会場であるレイクパークの見学が始まりました。道中の風景でお二人とも、滝畑のすばらしさを堪能していただきました。パークでの演奏会場を決めて、昼食も取れることが分かり、早速契約して、会場を確保しました。
清水先生は、滝畑の風景は、能楽の「大原御幸」の雰囲気があると話されました。
昼食は藤本会長が待っておられて、ミシュラン一つ星の喜一さんで頂きました。
2時からの西條酒造さんの見学では、西條社長が待っておられて、酒蔵見学が行われました。特別に僧房酒が絞られていたので、試飲させていただきました。すばらしいフルーティーな味で、太閤さんはこれを薄めて飲んでいたと聞きました。注文が多くて、抽選で販売されているそうです。欲しいとの要求でしたが、抽選ですと念を押されました。
酒蔵内を案内していただいたときに、壁の煉瓦積みがイギリス積みであることをご存知ありませんでした。文化財が1つ埋もれていました。
その後、くろまろ館見学の希望があり、西川さんから館内を案内していただきました。
終わって、清水先生に、前回、「クレオ大阪東」で行われた「竹取物語」を演奏されたときの小鼓の叩き方について質問が出ました。指を使って打つが、中心部は使わない。馬の皮を張ったもので、乾燥するとピンと張るので、柔らかい音を出すために、息を吹きかけているそうです。
また、たくさんの笛を持参されているが、乾燥はないのか、という質問に、井上先生からは、篠笛は中をウルシが塗られていて、空気を吹き込んでいるので心配はないとお答えをいただきました。色んな種類の笛を吹いてみて、好きな笛を吹いて育てていくのだとの話でした。
Written by マロンさん
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Update: 2014年03月18日
職人技が生む金属グッズの世界
「皆さん、こんにちは。角野鉄工所専務の角野です。2001年、大学の卒業とともに、大手自動車販売会社に就職し、2002年、スノーボードを取り扱う会社に転職しました。そこでは、旅行事業部の新設に参加し、ホームページでの集客も勉強しました。
2005年、(株)角野鉄工所に就職して、機械加工のオペレーターとして従事しました。また、仕事の傍らで、ホームページを開設しました。
角野鉄工所は、創業から50年あまりの間、産業機械治具、部品などを中心に多品種小ロットを得意とした営業を行っています。」
その後、旋盤・フライス盤の説明が続き、「私が参加して、インターネットでの客先拡大を図りました。現状変化させたいという強い希望がありました。自分たちでメークしてできる仕事はないかと考え、コンピューターでの交流で、自社のもっている技術を活用できる場を探しました。
異業種交流など製造業以外で様々な交流がされている情報源では、お互いが接点を見つけて、協力し合っています。
私は、同業種交流もやってみたいと思っています。
カスタマーズパーツの制作依頼がありました。この制作で、アイディア次第では、他のところにも使えることが実証されました。
また、花瓶の制作依頼もありました。長尺のものは、二本継ぎで可能と判断して、螺子加工とパッキンで、漏れ防止が可能となりました。繋ぐことで、色んなバリエーションに広がりました。高さの長いものでは、繋ぎと色の変化ができました。そこには熱処理で、いろんな着色も可能となりました。このようなモノづくりの発送の展開ができ、イメージを膨らませることができました。
商品につながりませんが、技術の維持として作り続けていき、年に1回は展示会へ出品したいと考えています。それが我々の現状です。将来的には、アメリカ市場へと広がればと思っており、やり続けていく覚悟です」と結ばれました。
Written by マロンさん
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Update: 2014年03月17日
2014年3月観光案内所ディスプレイ
河内長野観光案内所の3月のディスプレイは、コーディネーターのカサブランカさんから、今回もコメントをいただけなかったので、見物してきた感想とします。
今月の詩は、「早春賦」です。1913年(大正2年)に発表された吉丸一昌作詞、中田章作曲の日本の唱歌です。2006年から2007年にかけて文化庁と日本PTA全国協議会が選定した「日本の歌百選」にも選ばれているそうです。「春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど 時にあらずと 声もたてず 時にあらずと 声もたてず」
この早春賦の碑が、穂高川の土手沿いにあるそうです。昭和59年4月21日に、多くの人の善意によって建てられたものだそうです。今月の奥河内の風景美は、5枚の写真が飾られていました。長野公園の桜が2枚、金剛寺、清見台・美加の台付近、天見遊歩道のそれぞれの桜風景でした。
大阪府立花の文化園の今月の見どころの花は「クリスマスローズニゲル」で、3月上旬が最初だそうです。広報の鳴田さんが、毎月の風景の様子を届けてくれます。
大野さんのお人形は「ひな祭り」です。可愛い夫婦雛が飾られていました。下の床には「さおり織」が置かれていました。その上にも、今回は貝に入ったお雛様が、3対飾られていました。
田中先生の風景画は「金剛寺金堂」「天野川沿いの金剛寺の赤い橋」です。
Written by マロンさん
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Update: 2014年03月14日
あべのハルカス
日本一高いビル「あべのハルカス」が、3月7日全面オープンした。
名称であるハルカスは古語の「晴るかす」から由来しており、この言葉には「人の心を晴れ晴れとさせる」という意味がある。
ビルの上層階から晴れやかな景色を見渡して爽快感を味わえることや、多彩で充実した施設で来訪者に心地よさを感じてもらいたいという思いが込めている。58階から60階は「ハルカス300」と称する三層吹き抜け構造の屋外広場が設置され、日本一の高さを誇る屋外展望台となっている。気候条件が良ければ、京都から六甲山系、明石海峡大橋から淡路島、生駒山系、そして関西国際空港なども一望することができる。
この展望台は3月31日までは完全予約制で日時指定券のみの販売で、4月1日からは当日券の発売がある。
入場料金は、大人1,500円、中学生1,200円、小学生900円、幼児600円。日時指定券の料金は、通常料金に一律500円が加算される。

☆あべのハルカス フロアガイドは下記のとおり。
58F~60F 展望台(ハルカス300)
57F レストラン
19F・20F 38F~55F・57F 大阪マリオット都ホテル
17F・18F 21F~36F オフィス
16F あべのハルカス美術館・屋上庭園
B2F~14F あべのハルカス近鉄本店
B1F・1F 大阪阿部野橋駅(近鉄南大阪線)

百貨店内のエレベーター・エスカレーターの案内では渋い男性の声が聞こえる。百貨店の案内放送に男性が起用されるのは珍しく、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」などで知られる人気ナレーター窪田等氏が起用されている。
Written by ユーミン