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Update: 2014年7月23日
高向神社夏祭りでミュージカル“高向玄理”の公演祈願
 河内長野市の高向にある高向神社では、毎年7月15日に夏祭り(夏宮)が行われます。氏子総代20人ほどが社殿にお詣りし、夏越しの健康を祈願します。神事は社殿に御供えをし、神職から一同揃ってお祓いを受け=写真上=、祝詞を奏上した後、玉串をささげて暑い夏を無事に過ごせるように健康を祈願されます。この夏祭りに、市の市制施行60周年に合わせて企画した、飛鳥時代に随(中国)に渡った地元ゆかりの学者・高向玄理を主人公にした創作ミュージカルを8月10日(日)に本市のラブリーホールで上演するのを祈願するために、実行委員会事務局長の中川さんが参拝された=写真下=。
 玄理は現在の、高向神社周辺地域を本拠地とした渡来系の氏族・高向氏の一族とされ、聖徳太子から小野妹子ら(遣隋使)に従って隋に派遣された学徒。30数年間、法律や政治制度などを学び、帰国後は国博士として大化の改新で国づくりに活躍するなどした。
 ミュージカル「高向玄理~☆KUROMARO☆物語~」は、随での研鑽や帰国後の大化の改新で国づくりに情熱を燃やす日々などを上演される。玄理役の俳優・山本拓平さんらのプロの役者と本市のミュージカルスクールに通う生徒や一般の市民が出演し約100人で練習を重ねています。
Written by 岩湧太郎
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