みんなの広場

イベント情報(団体の投稿)
Update: 2017年3月24日
劇団態変 第64回公演 『ニライカナイー命の分水嶺』
劇団態変の身体が、切実に、身体あることこそを祝福せんと世に突きつける
ニライカナイの調べにのせた渾身の舞台

1983年の旗揚げ以来、主宰・金滿里の「身体障碍者の障碍自体を表現力に転じ、未踏の美を創り出すことができる」という着想に基づき、身障者自身が演出し、演じる劇団として活動する。その高い芸術性へは定評があり、活動歴は世界的にも稀に見る長さとなっている。 劇団自体の一貫してのテーマは、世界の人類史に於ける優生思想の価値観を、根底から転倒させるぐらいの身障者の身体表現、である。そうでなければ芸術の意味は無いとまでの強い自覚を持ち、人間の身体に対する違う価値の提示を行なう舞台身体表現を目指している。取る表現は、創立より「劇団」と名乗っているが台詞演劇ではない。立つパフォーマーは立ち姿勢での表現も使うが、座るパフォーマーは車イスにも乗らずダンスフロアーに直接身を投げ出し、這ったり転がったりしながら身体を床面に接触させ、概ね低い位置で舞台表現を構成させる身体表現である。その高い芸術性で国内外を問わず評価を得ている劇団態変が登場。

幼少期を施設で過ごした主宰・金滿里は、その場に横たわる優生思想、あるいは一部の命の存在を消し去ろうとする社会システムを肌で感じ取り、施設を出てからもその危険性には警告を発し続けてきました。現代の都市生活では、「役立つ生命」「不要な生命」を勝手なふるいにかけるヘイトクライムがますます横行。片方を肯定し、片方を消し去ろうとする。そんな窮屈で、誰にとっても逃げ出したくなるような社会とは一線を画する世界像を、沖縄の大自然が育んだ「ニライカナイ」という思想を元に探すことはできないか、そんな願いを原動力に、金滿里自らの施設体験に基づくイメージと、沖縄の大自然から得た生命観、二つの時空をダイナミックに行き来する、極私的冒険ストーリー。

開催日時2017年3月24日(金)19:30 , 3月25日(土)13:00 ★1 / 18:30 ★2       3月26日(日)13:00 ★3    ※受付開始は開演60分前、開場は開演30分前より    ★の回は終演後に金滿里とゲストによるアフタートークを行います    ★1 大黒党ミロ氏 ★2 小堀純氏 ★3 わかぎゑふ氏
開催場所HEP HALL
大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE 8F
TEL:06-6366-3636(11:00~18:00)
JR大阪駅・阪急梅田駅すぐ
定員600名
参加費一般 前売 3,500円 当日 4,000円   障碍者・介助者・シルバー(70歳以上) 3,000円 U-22(22歳以下) 2,000円 ※劇団態変賛助会員証提示で各500円受付にて払戻し ※各種割引は当日受付にて要証明書提示 ※障碍者割引は障碍者手帳をお持ちの方・介助者は障碍者と同伴の方おひとりまで ※車イスのまま観劇いただける席は、席数限定。要事前予約・劇団態変でのみ受付
問合せ先 金滿里
電話:06-6320-0344
FAX:06-6320-0344
E-mail:taihen.japan@gmail.com
URL:http://www.ne.jp/asahi/imaju/taihen/
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